ライデル・マルティネス残留へ「誠意は示した」 中日・井上監督、焼き肉店で伝えた言葉…あとは天命を待つだけ
中日・井上一樹監督(53)が30日、保留者名簿から外れるライデル・マルティネス投手(28)に対して「誠意は示した」と強調。あとは右腕の決断に委ねる。 人事は尽くした。あとは天命を待つだけだ。「他球団の意見も聞きたいというライデル本人の希望もある。俺の彼に対する必要性や熱意は伝えた。あとはライデルがどう心を動かしてくれるのか」と井上監督は話した。 2017年に来日したマルティネスは、入団時は育成選手だったが実力を伸ばして守護神に定着。2度のセーブ王に輝いた。今季が21年オフに結んだ3年契約の最終年。球団は再契約に向けて総力を挙げてきた。井上監督も10月下旬に焼き肉店で思いを伝えた。指揮官は「彼は必要不可欠。普通は投手陣を考える時に先発ローテーションから考えて中継ぎと抑えを決めるけど、残るのであれば抑えから考える。それだけの存在だと伝えた」と語った。 11月21日にキューバへ帰国する際、マルティネスは「ドラゴンズを出たくないけど、今は戻ってこられるとは言い切れない」と涙を流した。今後は12月2日に自由契約選手として公示され、中日を含む全球団と交渉できる。
中日スポーツ