電脳化でツーリングがより快適! 2024年に乗りたい最新の国産ビッグツアラー5選
ホンダ・NT1100
アドベンチャーモデルのCRF1100Lアフリカツインをベースに、長距離ツーリングなどでの快適性を高めた大型スポーツツアラーが「NT1100」です。 1082cc・2気筒エンジンは、吸排気系などを専用設計。低速から豊かで幅広く使えるトルクと、高回転までスムーズに回る特性を両立していることが特徴です。 また、クラッチレバーとチェンジペダルによる変速操作をなくし自動化する独自機構、DCT(デュアル クラッチ トランスミッション)を標準装備。走行状況に応じた出力特性を5つのモードから選択できる「ライディングモード」や、巡航時に便利な「クルーズコントロール」なども採用し、快適なバイク旅に貢献します。 ほかにも、高さと角度を5段階で調整可能な大型ウインドスクリーン、十分なストローク量を確保したサスペンション、防風性に配慮した形状のフェアリングなども装備。これらとアップライトなライディングポジションが相まって、高速道路を使った長距離ツーリングなどで、上質な走りを実現しています。 【NT1100主要諸元】 ■全長2240mm×全幅865mm×全高1360~1525mm■軸距1535mm■シート高820mm■車両重量248kg■エンジン:1082cc・水冷4ストローク直列2気筒■最高出力75kW(102PS)/7500rpm■最大トルク104N・m(10.6kgf-m)/6250rpm■燃料タンク容量20L■燃費:WMTCモード値19.3km/L■タイヤ:前120/70ZR17、後180/55ZR17■価格(税込み)169万4000円
ヤマハ・トレーサー9GT+
888cc・直列3気筒エンジンを搭載するスポーツツアラー「トレーサー9GT」をベースにした上級バージョンが「トレーサー9GT+」です。 注目は、ヤマハ車で初のミリ波レーダーを活用した前車追従型の「ACC(アダプティブ・クルーズコントロール)」や、「レーダー連携UBS(ユニファイドブレーキシステム)」など、先進の装備が満載なこと。 特に、バイクへの搭載は世界初というレーダー連携UBSは、前方の車などと衝突する危険がある場合にブレーキ力をアシストするという、かなり優れた先進システムで、従来にはない高い安全性を実現します。 加えて、レーダー連携UBSにも対応する電子制御サスペンション、スマホと繋ぐことでアプリを画面に表示できる新型7インチ高輝度TFTメーターなど、数々の高機能な装備を搭載します。 さらに、ヤマハが第3世代と呼ぶ新型のクイックシフターも注目。クラッチなどを操作しなくても、ペダル操作のみでシフトチェンジを可能とする機能ですが、新型では、加・減速時などの状況を問わず、シフトアップとダウンの両方をサポート。追い越し時などシフトダウンにより加速力を強めたい時や、制動時などにエンブレ効果を弱めたい時などに効果を発揮します。 ほかにも、軽量・高剛性のスピンフォージド・ホイールや、CFアルミダイキャスト製の軽量フレームなどにより、軽快なハンドリングも実現。最高出力88kW(120PS)を発揮する888cc・3気筒エンジンは、WMTCモード値20.2km/Lという高い燃費性能も合わせ持ち、スペックの計算上では1回の満タンで360km以上の航続距離も実現します。 【トレーサー9GT+主要諸元】 ■全長2175mm×全幅885mm×全高1430mm■軸距1500mm■シート高820~835mm■車両重量223kg■エンジン:888cc・水冷4ストローク直列3気筒■最高出力88kW(120PS)/10000rpm■最大トルク93N・m(9.5kgf-m)/7000rpm■燃料タンク容量18L■燃費:WMTCモード値20.2km/L■タイヤ:前120/70ZR17、後180/55ZR17■価格(税込み)182万6000円