柱の生き様にスポット当てる「能 狂言『鬼滅の刃』-継-」野村萬斎が煉獄杏寿郎に
野村萬斎が演出・謡本補綴を手がける「能 狂言『鬼滅の刃』-継-」が、12月に東京・観世能楽堂、来年に福岡・大濠公園能楽堂、大阪・大槻能楽堂、愛知・名古屋能楽堂で上演される。 【舞台写真】「能 狂言『鬼滅の刃』」より。(撮影:瀬野匡史) これは吾峠呼世晴のマンガ「鬼滅の刃」を、能狂言として立ち上げる作品。2022年に初演された「能 狂言『鬼滅の刃』」は、その後も上演が重ねられてきた。その続編となる今回は監修を大槻文藏、作調を亀井広忠が担当し、煉獄杏寿郎らの物語が描かれる。 出演者には妓夫太郎役の文藏、竈門炭治郎、竈門禰豆子役の大槻裕一のほか、煉獄、堕姫、鬼舞辻無惨を演じる萬斎、我妻善逸、魘夢を演じる野村裕基、嘴平伊之助、猗窩座を演じる野村太一郎、そして宇髄天元を勤める福王和幸と福王知登が名を連ねた。 萬斎は「前回は鬼殺隊・竈門炭治郎の誕生と鬼の哀しみを中心に描きましたが今回は鬼と立ち向かう柱の生き様にもスポットを当てます。現在、新作に向けて台本と演出プランを練り、能 狂言のバリエーションの広さを皆様にお目にかけるために心を燃やしております。お楽しみに!」とコメント。なおメインビジュアルには、原作者の吾峠呼が描き下ろした煉獄杏寿郎のイラストが使用されている。 東京公演は12月25日から29日まで。来年の公演の詳細は続報を待とう。 ■ 野村萬斎コメント 大好評を経ていよいよ待望の続編「能 狂言『鬼滅の刃』-継-」を上演させて頂きます。煉獄杏寿郎、魘夢、猗窩座、宇髄天元、堕姫、妓夫太郎の物語を中心に能・狂言の世界でお送りします。前回は鬼殺隊・竈門炭治郎の誕生と鬼の哀しみを中心に描きましたが今回は鬼と立ち向かう柱の生き様にもスポットを当てます。現在、新作に向けて台本と演出プランを練り、能 狂言のバリエーションの広さを皆様にお目にかけるために心を燃やしております。お楽しみに! ■ 能 狂言「鬼滅の刃」-継- 2024年12月25日(水)~29日(日) 東京都 観世能楽堂 2025年 福岡県 大濠公園能楽堂、大阪府 大槻能楽堂、愛知県 名古屋能楽堂 □ スタッフ 原作:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」(集英社 ジャンプ コミックス) 監修:大槻文藏 演出・謡本補綴:野村萬斎 作調:亀井広忠 □ 出演 シテ方 妓夫太郎:大槻文藏 竈門炭治郎、竈門禰豆子:大槻裕一 狂言方 煉獄杏寿郎、堕姫、鬼舞辻無惨:野村萬斎 我妻善逸、魘夢:野村裕基 嘴平伊之助、猗窩座:野村太一郎 ワキ方 宇髄天元:福王和幸 / 福王知登 ※福王和幸、福王知登はW出演。 ※竈門禰豆子の「禰」はネに爾、煉獄杏寿郎の「煉」のつくりは「東」、鬼舞辻無惨の「辻」は一点しんにょうが正式表記。 (c)吾峠呼世晴/集英社 (c)吾峠呼世晴/集英社・OFFICE OHTSUKI