突然の失業も免れる。Udemyが考える生成AI時代に取り残されないスキルアップ術
AIが仕事を奪うのではなく、AIを使えない人が置いていかれるのだ。 すさまじいスピードで進化するテクノロジーの世界。取り残されずについていくには、学び続けることが不可欠です。AI時代のビジネスパーソンの学びには何が必要なのでしょうか? 突然の失業も免れる。Udemyが考える生成AI時代に取り残されないスキルアップ術 オンライン学習およびスキルズマーケットプレイスのリーディングカンパニーであるUdemyエンジニアリング部門責任者のセス・ホジソン氏と、Udemyの日本における事業戦略の最高責任者のアラン・マルコム氏がUdemyの法人企業向けのカンファレンス「Forward Japan」にて語った話と個別インタビューから、スキルアップで押さえるべきことをご紹介します。
日本が抱える学びの課題。リーダーこそ積極的な学びを
──日本におけるテクノロジー分野の「学び」の課題はどこにありますか? ホジソン氏:シリコンバレーやアメリカでは学びたい内容が具体的になっている学習者が多いのに対して、日本の学習者の場合、何を学んだらよいかわからない方が多いと感じます。 また、組織での課題としては、若い世代の人たちがテクノロジーや生成AIに比較的強く、自分から学ぶ習慣ができている一方で、リーダー層は新しいテクノロジーに対する知識が十分ではない点が挙げられると思います。 ──生成AIの活用が今後さらに広まっていくなかで、仕事にはどのような変化が起きると考えられますか? マルコム氏:過去20年を振り返ると、多くのテクノロジーが登場しましたが、それらが影響をおよぼしたのはテクノロジー産業に対してでした。一方で、生成AIはすべての人たちの仕事のやり方を変えてしまうものです。 IT以外の職種の人やシニア層の社員であっても、生成AIに対応するための学びが必要になっています。 どの職種や役職の人にも変化が求められる時代がきているのです。とはいえ、自然な形で話しかけたり質問をしたりすれば使えるという意味で、過去の新しい技術に比べると、生成AIは比較的使いこなしやすい技術ではないかと思います。