昨冬全国覇者の福岡第一 県予選でライバル大濠に完敗 井手口孝監督「これが今の力でしょうね」【バスケ・ウインターカップ】
◆バスケットボール全国高校選手権福岡県予選最終日 福岡大大濠84―57福岡第一(4日、アクシオン福岡) ■三角巾、頭に包帯…インターハイ激闘で負傷、病院へ【写真】 昨冬の全国高校選手権(ウインターカップ)を制した福岡第一は、ライバルの福岡大大濠に完敗を喫した。攻守ともにリバウンドで圧倒され、チームカラーの「堅守速攻」が最後まで機能しなかった。井手口孝監督は「リバウンドは高さも集中力も負けていた。これが今の力でしょうね」と唇をかんだ。 劣勢の中で主将の八田滉仁(3年)は4本の3点シュートを決め、切れ味鋭いドライブなどで20得点をマークするなど孤軍奮闘。「(福岡大大濠は)技術よりも気持ちで負けていたら絶対に勝てない相手」と、プレーで味方を懸命に鼓舞した。 9日には新潟市内で行われる「U18日清食品トップリーグ」で強豪の開志国際(新潟)と対戦する。八田は「現状ではオフェンスもディフェンスも課題ばかりだが、トップリーグで改善して、自信をつけてウインターカップに臨みたい」と、前を見据えていた。(山崎清文)
西日本新聞社