宮藤官九郎 作・演出・出演「主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本」
大人計画の『ウーマンリブ』は、宮藤官九郎が何物にもとらわれず、今やりたいことを自由に、ストレートに表現する人気シリーズ。1996年のスタートから、作品ごとに個性豊かなゲストを迎えてきた。 今回は、宮藤官九郎の作・演出・出演で、主婦・米田時江の日常生活を覗き見るようなオムニバスコント6本をおくる。米田時江に関する数行の説明はあるが、肝心の公演内容はほぼ「免疫力がUPすることだけを目指した宮藤官九郎のコント6本」と銘打たれているだけである。 だが、出演は片桐はいり、勝地涼というコメディセンス抜群の二人に加え、皆川猿時、伊勢志摩、北香那と話題の実力派俳優たちが集結。この顔ぶれを生で見られるだけでも、劇場に足を運ぶ価値はある。 『不適切にもほどがある!』で脚本を手掛け、第61回ギャラクシー賞マイベスト TV 賞&テレビ部門特別賞を受賞するなど、今年も宮藤官九郎の大活躍は止まらない。 今回の公演も9年ぶりの書下ろし新作コントで、どれほどの意気込みかと思うが、宮藤官九郎は以下のようなコメントを寄せている。 「いい歳して最近ちょっと働き過ぎなので、たまにはラクをさせて頂こうと思って考えた企画です。コント6本がちょうどいい。楽屋はできれば畳がいい。舞台から近いほうがいい。役者は少人数でいい。イケメンは勝地がいればいい。台詞は噛んでもウケればいい。そんな感じでこうなってます。放っといても面白くなりそうなので、あとは皆さんの免疫力がUPすることだけを目指して、必要以上に頑張りすぎないように頑張ります」