世界1位が来シーズンに向けオーストラリア入り「ベスト尽くす」<女子テニス>
世界ランク1位のA・サバレンカ
女子テニスで世界ランク1位のA・サバレンカが29日開幕のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)を前に会見に臨んだ。 【大坂なおみ トップ10復帰に期待】 キャリアで初めての世界ランキング1位として新シーズンを迎えるサバレンカは、2025年シーズンをブリスベン国際でスタートさせる。 サバレンカはシーズン開幕戦の同大会が始まるにあたり、24日にブリスベンに到着。その後女子テニス協会のWTAや大会のインタビューを受けた。 「気持ちはリフレッシュしていて、準備も整っている。私はオーストラリアが大好きで、いつもここに来るときはやる気に満ちている。できる限りの準備をして来たの」 「ここは観客が本当に素晴らしい。全力で応援を感じることができるし、それがオーストラリアの最高なところ。みんな本当にテニスに夢中で、応援してくれるとそれを全身で感じられる。それが大好き」 「ここにはたくさん素晴らしい思い出がある、早くプレーを始めたい気持ちでいっぱい。去年は最後に望んだ結果を手にすることはできなかったけど、今年はベストを尽くしたい」 昨年の同大会では決勝でE・ルバキナ(カザフスタン)にストレートで敗れ、準優勝。今季は雪辱を果たすべく準備を進めている。 オフシーズン中、サバレンカはフロリダの自宅で休息をとり、その後中東でプレシーズンのトレーニングを行った。「少しでも自宅で過ごせたのは嬉しかった、自分のベッドで寝るのは本当に良いこと」とコメント。 世界ランキング1位の地位にあり、ハードコートでは圧倒的ともいえる力を見せているサバレンカは、まだ多くの課題に取り組む必要があると明かした。 「改善しなければならないことが本当にたくさんある。例えば、シングルスでのネットプレーはあまり得意ではないかもしれないし、タッチショットの精度をもっと上げたい。それに、サーブもまだ理想のレベルには達してない。だから、常に改善すべき部分はある」 「大事なのは結果に集中しないことだと思う。自分自身に集中して、ゲームを向上させることを目標にして、コートに出るたびにベストを尽くすこと。それだけ。コントロールできることにだけ集中して、できる限りのことをやり尽くして、トーナメントの最後に何が起こるか見てみる。それがすべてだと思う」 サバレンカは、1月12日にスタートする全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でM・ヒンギス(スイス)以来のシングルス3連覇を狙う。