ママ友が「へそくりを食器棚に隠していたら夫に見つかった」と言っていました。私はタンスに隠しているのですが、ほかにバレにくい場所はあるのでしょうか?
「家族に気づかれないようにこっそりへそくりを貯めている」という人もいらっしゃるでしょう。 ▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの? 中には、自分へのご褒美や趣味のためではなく「老後のため」「いざというときのための備え」が目的ということもあるかもしれません。 しかし、へそくりの隠し場所については頭を悩ませる人もいるでしょう。隠し場所によっては家族にバレてしまい、へそくりの意味がなくなる可能性もあるため、注意が必要です。 本記事では、へそくりの隠し場所として多いものやへそくりの金額とともに、家族にバレないように貯める方法についてもご紹介します。
へそくりの隠し場所として多いのは?
株式会社モデル百貨が2023年に既婚の男女を対象に実施した「へそくり事情についてのアンケート調査」によると、へそくりの隠し場所として最も多かったものは「銀行口座・証券口座」ということでした。 次に多かったのは「キャッシュレス決済アプリ」で、昔からよく耳にすることがある「タンス」や「本棚」「寝室」などと答えている人も一定数はいるようです。 今回の事例では「ママ友が食器棚に隠していたら夫にバレた」ということですが、特にキッチンに立つことが多い人の場合、食器棚や冷蔵庫をへそくりの隠し場所に選ぶこともあるのでしょう。 そのほか「職場」や「車の中」など、家以外の場所にへそくりを隠しているケースもあるようです。
へそくりをしている人の割合と金額
同調査を基に、へそくりをしている人の割合や金額についても確認してみましょう。「へそくりをしていますか?」という質問に対して「している」と回答した人の割合は、全体の35%ということです。 男性と女性で大きな差はないようですが、20代・40代・50代は男性より女性の方が少しだけへそくりをしている人の割合が多くなっています。 その目的については男性と女性で違いがあり、男性の多くは「趣味・遊興費のため」と答えている一方、女性は「将来のため・老後の備え」と回答している人が多いようです。 へそくりの金額については、全体の平均が155万7197円ですが、女性は男性の2倍以上の金額を貯めていることが分かっています。特に40代は男性と女性の差が大きく、男性が120万4222円なのに対し、女性は219万3774円ということです。 金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」を基に、20~50代の貯蓄額の中央値をご紹介します。年代ごとのへそくりの金額と比較したものを表1にまとめました。