効率化が生んだ非効率。時間管理アプリをやめた6つの理由
時間管理アプリは一般的なものになりました。スケジュールを効率化、生産性も向上、時間を最大限に活用できると謳っています。 最初は時間管理によって達成感を感じられたのですが、結局、こういったアプリからは距離をとることにしました。その理由をお話しします。
1.一日の柔軟性がなくなった
時間管理トラッカーを使って毎日の計画をしていたときには、起きてから寝るまで、すべての時間に予定を入れていました。 執筆、仕事、運動、読書や趣味、どれに時間を割り当てるにせよ、起きている限り、どの時間にも何らかの予定を入れていたのです。 あまりに融通が利かないスケジュールになってしまったことに恐ろしくなってしまうこともありました。 自分で設定した時間配分を自分で守れないことにストレスを感じることや、スケジュールに囚われているような気分で過ごすことが多くなりました。 その時の気分で行動したり、急に決まった予定に参加したりする余裕はありません。
2.思っていたより時間がかかるタスクもある
そのほかに時間管理アプリを使って分かったことは、タスクを終えるまでに必要な時間をいつも少なく見積もってしまうということでした。 求人票に記入するにせよ、夕食の準備をするにせよ、朝に身支度をするというようなことでさえ、なにかの理由でスケジュールに割り当てていた時間をいつもオーバーしてしまうのです。達成感を感じることが減りました。
3.計画を詰め込みすぎる
先ほどの点を踏まえて考えると、予想よりもタスクの完了に時間がかかることがあるのに、予定を詰め込みすぎていたのだと思います。 完了できなかったタスクは翌日のスケジュールに組み込んでなんとかしようとしていましたが、それでは迫ってくる締め切りを先送りするだけなのです。時には翌週に持ち越しになることもありました。 自分のスケジュールをトラッキングすればタスクを早く終えられるようになるはずだったのに、私は空回りを続け、自分で決めた締め切りに追われながら、その締め切りを更に先延ばししようとしていました。 ストレスがどんどん溜まるようになっていました。