不動産収入7000万円の元メガバンク支店長が教える給料以外の“定期収入” 今年こそ誰でもできる「仕組みづくり」
2025年になりました。お金のプランについて考える良いタイミング。今年も物価は上昇し、手取り収入も増えず、苦しい生活は続きそう。先行き不透明な時代を生き抜くために、元メガバンク支店長でお金の専門家・菅井敏之さんは、「お金に対するリテラシーを高めよ」と言います。大好評の短期集中連載「教えて! 菅井さん」第2弾の1回目は、「定期的にお金が入る仕組み」について聞きました。 一生お宝になるかも!?【大型の高配当株30銘柄】はこちら! ――これからの時代、金融リテラシー(お金力)をつけていく必要があると様々なメディアで話していますね。 手元に2000万円の貯金があるからといって、それで老後を豊かに過ごしていけると言い切れるでしょうか。老後に備えていくら貯金したとしても、生活費として取り崩していけばいつか底をついてしまいます。でも年金に加えて、毎月、安定してお金が入ってくる収入源があれば、気兼ねなく使えます。豊かな老後を過ごすために、お金を貯めることを目的にするのではなく収入源をつくることを目的にすることが大切です。いくつかの収入源の中で、わたしは不動産投資を選びました。 ■不安だけが募る人 ――不動産投資には拒否感がある人もいます。 というより、向いていない人がいます。不動産投資はよほどの財産がある人を除き、銀行から大きなお金を借りることになります。その借り入れに対する恐怖心が拭えない人は向いていません。銀行からの融資を「お金を運んでくれる借金」と受け取れず、空室リスクや修繕リスクなどの不安だけが募る人、勉強したくない人は、不動産投資はやめたほうがいいでしょう。
――そういう人はどうすれば。 借り入れをせずにお金が入る仕組みを考えればいいのです。株式の配当金、YouTubeやブログ、Podcastによる広告収入やアフィリエイト報酬、せどり、レンタルスペース投資などいろいろです。どれがいいとは言えませんが、リスクやストレスになると感じるものはやめたほうがいいと思います。お金を得るための手段は、一人ひとりの性格や個性に合わせて、納得いくものを選ぶのが一番です。 ――結局は、定期的にお金が入る仕組みを自分でつくることに尽きるんですね。会社の給料とは別に。確かにそのほうが自己責任で進められるので、ある意味潔いというか、心強いというか。 そうなんです。自分が会社の代表になって、自分で自分に給料をあげていくのです。そうするうちに、お金がまわる楽しさを味わえますよ。「物価が上がっても所得は上がらない」と不安に感じる方には、ぜひ自分にとって楽しく長く続けられる方法を探して挑戦していただきたいです。探す作業も自分と向き合える貴重な経験になります。生涯賃金ではなく、生涯収入を増やしましょう。 ■お金を生み出す力 ――どうやって探せばいいでしょうか。 あなたの特技は何ですか。あなたが持っている能力がお金を生み出す力になるかもしれません。あなたが持つ「無形資産」を見つけましょう。積極的に人に会い、街に出て、自分の足で歩き、自らの頭で考えることです。「お金に繋がるためのチャンスは何か」ではなく、「社会の困りごとは何か。それを解決するには自分のどういう能力が生かされるか」という考えで、人と向き合うとおのずとお金がついてきますよ。コンサルタントを目指す人が多いのですが、それより代行業のほうが成功しやすいです。