現役ドラフト2024、セ・リーグ球団別評価(4)DeNAの指名選手から見る”戦略”は…?
日本野球機構(NPB)は、12月9日に2024年度の現役ドラフトを開催。今年は計13人が指名を受け、新たなユニフォームに袖を通すことになった。指名された選手たちは、新天地で活躍の場を見出したいところだ。ここでは、今回指名された選手を紹介するとともに、セ・リーグ6チームの現役ドラフトを総括する。
横浜DeNAベイスターズ
横浜DeNAベイスターズは、1巡目で阪神タイガースの浜地真澄を指名。2022年に一軍で52試合に登板した右腕が、今季日本一のチームに移籍する。 片やDeNAから移籍となったのは、先発やリリーフとして活躍した上茶谷大河。福岡ソフトバンクホークスから指名を受け、パ・リーグ王者の一員に加わる。 浜地は、福岡大大濠高から2016年ドラフト4位で阪神に入団。高卒3年目の2019年に一軍デビューを果たすと、2022年には52試合に登板し、22ホールドポイント(1勝3敗21ホールド)、防御率1.14という抜群の安定感を見せた。 しかし、その後は不安定な投球が続いた。今季は一軍で18試合に登板し、防御率2.11の成績を残したが、ビハインドでの投球が多かった。 とはいえ、2022年の投球を見れば実力があることは確か。また、DeNAは投手力が課題となっており、特に今季はリリーフ陣が手薄だった。 J.Bウェンデルケンや上茶谷が抜けた今、浜地はチームの大きな戦力となり得る存在だ。
ベースボールチャンネル編集部