超高齢社会到来の"2025年問題"、介護テックで注目16銘柄
65歳以上の人口は総人口の約3割。日本は今、過去に例のない「超高齢社会」に突入している(イメージ写真:artswai / PIXTA)
「2024年問題」の次には「2025年問題」が来る。2024年問題は物流業界に代表される人手不足課題だ。2024年4月にトラック運転手の時間外労働に年間960時間の上限が設けられるなど、一連の働き方改革の中で起こった人手不足の顕在化だ。 一方、2025年問題も人、それも高齢者の増大によって巻き起こる。2025年には団塊の世代のすべてが75歳以上の後期高齢者となる。日本で超高齢化が急速に進んでいる象徴的な出来事といえるだろう。 今年9月15日現在の日本の総人口は1億2376万人で前年に比べ59万人減少している一方、65歳以上の人口は3625万人と前年比2万人増加して過去最多となった。 総人口に占める割合は29.3%と同0.2ポイント上昇しこちらも過去最高。75歳以上では2076万人(総人口に占める割合16.8%)、80歳以上では1290万人(同10.4%)となっている。
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野津 滋