「熱めの温度で全身浴」or「ぬるめの温度で半身浴」どっちが温まる?お風呂で冷えないコツ4つ
“冷えは万病のもと”といわれるほど体の冷えは健康に影響を与えやすいもの。ちょっとした不調は温活で改善する一方で、間違った方法だと効果は半減…。そこで、漢方薬処方を中心に診療する医師の石原新菜先生と、鍼灸師の高田久実子先生が入浴での正しい温活方法をジャッジ。Q&A方式で答えてもらいました。 高田久実子先生の「高」は、正しくは「はしごだか」です。
Q:入浴前にするとよいのは「スクワット」or「水を1杯飲む」?
A:スクワットで温浴効果アップ。水分補給は入浴後に 「体温の約4割をつくっているのは筋肉。入浴前に10~30回スクワットを行うと、自家発電のように体が温かくなり、湯船につかる時間を短くできます」(石原先生)。 水分補給をするなら入浴後に常温の飲み物がベスト!
Q:湯船につかるなら「熱めの温度で全身浴」or「ぬるめの温度で半身浴」?
A:熱めの温度で肩までつかって 冬は半身浴より全身浴を! 「とくに冬は熱めの湯で、体を早く温めて。熱すぎると交感神経が高まって寝つきが悪くなることもあるので注意。41~42度の少し熱めの温度に、10分ほど肩までつかりましょう。ただ、額や頬にぽつぽつと汗が出てきたら、血流がめぐって全身が温まったサイン。10分たっていなくても湯船から出てOK」(石原先生) <プラスアイデア> シャワーだけの日は、足湯を活用しましょう。 「洗面器に約43度の熱めのお湯を足首までつかるように入れて準備して。足湯をしながらのシャワーで冷え防止に」(石原先生)
Q:髪の毛を乾かすついでに温めるなら「肩甲骨」or「ひじ」?
A:肩甲骨の間をめがけドライヤーを当ててみて ドライヤーも温活グッズに! 「肩甲骨の間に風門(ふうもん)というツボがあります。ここは冷えると風邪をひくといわれる、風邪予防のツボ。髪を乾かすついでに肩甲骨の間をめがけて温風を当てると冷えを防げますよ」(高田先生) <プラスアイデア> ドライヤーのあと回しは冷えのもと。 「体の一部が濡れていると全身が冷えてきます。ドライヤーをあと回しにして頭が濡れていると血流が悪くなり冷える原因に」(高田先生)