レーバーカップ、チーム・ヨーロッパが逆転勝ちで劇的V アルカラス「もう少しで負けるところだった」<男子テニス>
レーバーカップ2024
男子テニスのレーバーカップ2024(ドイツ/ベルリン、室内ハード)は22日に大会最終日を迎え、チーム・ヨーロッパがチーム・ワールドを逆転で下して3大会ぶりの勝利を飾った。スコアはチーム・ヨーロッパから13-11。 【坂本vsナルディ 1ポイント速報】 レーバーカップはB・ボルグ(スウェーデン)率いるチーム・ヨーロッパとJ・マッケンロー(アメリカ)率いるチーム・ワールドに選出された各6選手が単複で3日間かけて対戦する団体戦。毎日4試合が行われ、1勝するごとに初日は1ポイント、2日目は2ポイント、最終日は3ポイントを獲得する仕組みで勝敗を決める。 過去6度行われた同大会では、第1回から第4回までチーム・ヨーロッパが勝利し、R・フェデラー(スイス)の引退大会としてロンドンで開催された2022年の第5回大会と、昨年バンクーバーで開催された第6回大会はチーム・ワールドが勝利した。また、今大会をもって両チームのキャプテンが卒業する。 大会は20日から22日にかけて開催。初日と2日目はシングルス3試合とダブルス1試合。最終日はダブルスが先に行われ、ダブルス1試合とシングルス3試合で決着をつける。 2日目が終わった段階で4-8とビハインドとなっていたチーム・ヨーロッパだったが、最終日の第1試合のダブルスでC・アルカラス(スペイン)/ C・ルード(ノルウェー)組がB・シェルトン(アメリカ)/ F・ティアフォー(アメリカ)組を下し7-8と接戦に。しかし第2試合ではD・メドベージェフがシェルトンとの激闘の末に敗れ7-11とスコアを離されてしまう。 それでもここからA・ズベレフ(ドイツ)とアルカラスがティアフォーとT・フリッツ(アメリカ)に2連勝。6ポイントを加算し、大接戦を制するとともに、チーム・ヨーロッパが3年ぶり5度目の勝利を決めた。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアルカラスのコメントが掲載されている。 「素晴らしいよ。レーバーカップで優勝するという目標を持ってここに来たんだからね。目標を達成できて、とてもとてもうれしいよ。もう少しで負けるところだったけど、サーシャ(ズベレフ)が本当にいいテニスをしてくれて、僕に勝つチャンスを与えてくれたんだ」 【大会初日の結果】 シングルス:ルード 4-6, 4-6 セルンドロ シングルス:チチパス 6-1, 6-4 コキナキス シングルス:ディミトロフ 7-6 (7-4), 7-6 (7-2) タビロ ダブルス:アルカラス/ ズベレフ 6-7 (5-7), 4-6 フリッツ/ シェルトン チーム・ヨーロッパ 2-2 チーム・ワールド 【大会2日目の結果】 シングルス:メドベージェフ 6-3, 4-6, [5-10] ティアフォー シングルス:アルカラス 6-4, 6-4 シェルトン シングルス:ズベレフ 4-6, 5-7 フリッツ ダブルス:ルード/ チチパス 1-6, 2-6 シェルトン/ タビロ チーム・ヨーロッパ 4-8 チーム・ワールド 【大会最終日の結果】 ダブルス:アルカラス/ ルード 6-2, 7-6 (8-6) シェルトン/ ティアフォー シングルス:メドベージェフ 7-6 (8-6), 5-7, [7-10] シェルトン シングルス:ズベレフ 6-7 (5-7), 7-5, [10-5] ティアフォー シングルス:アルカラス 6-2, 7-5 フリッツ チーム・ヨーロッパ 13ー11 チーム・ワールド 【チーム・ヨーロッパ】 C・アルカラス G・ディミトロフ(ブルガリア) D・メドベージェフ A・ズベレフ C・ルード S・チチパス(ギリシャ) ※補欠としてJ・シュトルフ(ドイツ)とF・コボッリ(イタリア)がチーム入り 【チーム・ワールド】 F・セルンドロ(アルゼンチン) T・フリッツ T・コキナキス(オーストラリア) B・シェルトン F・ティアフォー A・タビロ(チリ)