築30年賃貸マンションの地下に"秘密基地"をつくった!地元を愛する大家兄弟が入居者や地域住民と相模大野で住み続けたい街めざす キチカ「パークハイム渋谷」神奈川県相模原市
つくり込みすぎずに余白をつくることで、愛犬家や子どもたちの憩いの場になるように。するとこれが人と人をつなげ、思わぬ出会いにつながることもありました。 「今、うちにはウサギがいるんですが、このコはもともと隣の小学校で飼育されていたんです。学校で、小屋を取り壊すことになってうちで引き取ることに。そのため、小学校の子どもたちがウサギに会いに来てくれることも多いんです。また、私の同級生が親になり、子どもといっしょに会いに来てくれることもありました」(純平さん)
年齢を重ねていますが元気そのもの。見ているこちらが幸せになります。
味わいがある古屋。青緑瓦(せいろくがわら)がたまりません。
母屋のワークショップから「さがみはら100人カイギ」へ。つながりの輪がさらに広がる
次に行ったのが、マンション一室のリノベーションです。プロの力を借りつつ、パークハイム渋谷の住民、地域の人とでワークショップでリノベーションしました。人が集まるのだろうかと心配していたものの、予想以上に集まったそう。こうして畑の活動もしながらワークショップを繰り返していると、思いがけないところから声がかかりました。
リノベーション後。
リノベーションのワークショップの様子。
「地元の相模女子大学教授から『100人カイギ』というのがあるから、相模原でもやってみませんか?と声をかけてもらったんです。どうしようかなと思ったんですが、地元のつながりがほしいと、主催者として関わることになったんです」(洋平さん) 「100人カイギ」とは、「毎回、地元で面白い活動をしている5名のゲストのプレゼンを聞き、ゲストが100名に達したら解散する」というコミュニティ活動のこと。今でこそ日本各地で展開されていますが、そのころはまだ、2箇所目の渋谷区で始まったばかりでした。「地元の相模女子大学教授から『100人カイギ』というのがあるから、相模原でもやってみませんか?と声をかけてもらったんです。どうしようかなと思ったんですが、地元のつながりがほしいと、主催者として関わることになったんです」(洋平さん)
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