石橋貴明「朗希には頑張ってもらいたいけど…」 メジャーで通用する基準は「日本球界を牛耳るぐらい」
お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(63)が8日、自身がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)に出演。メジャーに移籍して通用するプロ野球選手の“基準”について私見を語った。 「野球おじさんたちの野球よもやま話2024」と題し、カンニング竹山(53)ら3人のゲストを招いての3週目。海外FA権やポスティングシステムでメジャー移籍を目指す日本のプロ野球選手が増えてきたことなどについて語った。 そのなかで、1年目から即戦力になる高校生は少ない、高卒選手を1位でドラフト指名して入団してもらってもやっと戦力になったタイミングで海外移籍されては球団にメリットが少ないことケースも多い、高校生の1位指名は今後減るかもしれない…という話の流れになった。 すると石橋はまず、高校生をドラフト1位指名できる球団は「戦力がある程度整っているチーム」「成長を待てるチーム」と断言。 「高校生の一番いいピッチャー。昔ジャイアンツが槙原(寛己)、斎藤(雅樹)、桑田(真澄)って獲ってた時に、それ(高卒1位)がのちにエースに育つっていうドラフト戦略がなぜできたのかっていうと、そこには江川(卓)、西本(聖)…定岡(正二)は3番目には入んないんですけど(笑い)。一応その3人のピッチャーがきっちり三本柱としていたから育てる時間があった」と“盟友・サダ”の名前もきっちり出して補足説明した。 そして、竹山が、現在の高校生投手のうち何%ぐらいがメジャー志向なのか、と素朴な疑問を口に。「圧倒的に実はメジャーに行きたいって数が増えてくるのであれば、(NPB球団で)ワンクッション取ってメジャーとなると、育て甲斐どうすんの?ってなる。去年のあの子のパターンが実は一番いいのかなと思った」と、花巻東から名門・スタンフォード大に進んだ佐々木麟太郎内野手(19)を引き合いに出した。 だが、これに石橋は「でも、能力なきゃ大学は獲ってくんないですからね。向こうの大学はただ(野球の)能力があるだけじゃなく、ちゃんと勉強もきっちりやんないと進級できないし。ましてやスタンフォード行ったんですよ?」と“麟太郎パターン”は誰もができるわけじゃないとした。 そのうえで、「実際ですよ?僕は思うんですけど。日本球界を牛耳るぐらいのピッチャー、バッターじゃないと向こうじゃ通用しないっすよ!」と語気を強めてキッパリ。 「だって、青木(宣親)がですよ?(日本で打率)3割3分、4分打ってた青木が、3年とかでクビになっちゃうんですよ?筒香(嘉智)だって、あれだけ…。そりゃね、メジャーは…。そんな甘くないっすよ。まぁ、(佐々木)朗希には頑張ってもらいたいけど…」とそれ以上の言葉は飲み込んだ。