親子3代でイタリア代表デビューを果たしたFWダニエル・マルディーニ(C)Getty images

ミランのレジェンドを父や祖父に持つモンツァの23歳FWダニエル・マルディーニが、14日のネーションズリーグのイスラエル戦でイタリア代表デビューを飾った。イタリア国営放送『Rai』のインタビューで喜びを語っている。 イタリア代表の順位は？FIFAランキング最新版 現役時代にミラン一筋のキャリアを送り、イタリア代表主将を8年間務めたパオロ氏を父に、ミランOBでイタリア代表指揮官を務めた経験もあるチェーザレ氏を祖父に持つダニエル。今月の代表戦へ向けて初めてアッズーリのメンバーに招集されると、14日にウディネで行われたイスラエル戦の74分、ジャコモ・ラスパドーリに代わって途中出場。イタリア代表史上初めてとなる直系3代での代表デビューを果たした。データサイト『Opta』によれば、父パオロ氏がイタリア代表として出場したラストマッチから22年118日、祖父チェーザレ氏のラストマッチから61年1日となる。 父パオロ氏が1985年1月にミランの選手としてセリエAデビューを飾ったウディネの街で、記念すべき日を迎えたダニエル。4-1とイタリアが勝利した試合を終え、喜びを語った。 「本当に感動した。途中出場して、試合がうまくいったことを嬉しく思うよ。代表にはすでにクオリティがあり過ぎるほどだけど、僕が少しでもクオリティをもたらすことができるよう願っている。可能な限り貢献できるように努力したいね」 また23歳FWは、ブルーエナジースタジアムで自身のデビューを見守った父パオロ氏に言及。「両親が来てくれて嬉しい。家に帰ってから話たい。僕のデビュー戦は、家族や友人らに捧げたいよ」と述べた。 そんなマルディーニ家の快挙について、イタリアメディア『メディアセット』は「ダニエル・マルディーニが歴史に……父パオロの目の前でデビュー」との見出しで報道。「3代目のマルディーニが代表に、王朝は続く。パオロの息子でチェーザレの孫のダニエルは、アッズーリでデビューしブルーエナジースタジアムの観客の歓声で迎えられた」と続け、「戦後のチェーザレから始まった旅は、1980年代、1990年代を経て、2000年代にこぎ着けた」などと綴っている。