写真：HOMINIS

12月14日・15日の2日間にかけて、オフラインイベント「Riot Games ONE 2024」がKアリーナ横浜にて開催された。このイベントは今年1年を通じてRiot Gamesを盛り上げてきたコミュニティ、プレイヤー、ファンと共に楽しめるイベントを作りたいと企画されたもので昨年に引き続き集大成としてKアリーナでの大規模なオフラインイベントが開かれた。 【写真を見る】LEGENDS TEAMと激戦を繰り広げたYutapon、Zerost、Ceros 2日共にイベントの幕開けには、LOLの歴史的LEGEND PLAYERを招待し国内のストリーマーと戦うスペシャルなマッチが組まれイベントをスタートから大いに盛り上げたが、今回はそんなストリーマーチーム1日目からYutapon/Ceros/Zerost 。2日目からげまげま(らいじん/しゃるる/スタンミ/じゃすぱー/たぬき忍者)へ独占インタビューを行った。 ■1日目インタビュー(Yutapon/Ceros/Zerost) ――試合お疲れ様でした！惜しくも敗北となってしまいましたが、世界トップクラスの元プロ・プロと対戦した感想をお聞かせください。 Zerost 「ここ3人(Ceros/Yutapon/Zerost)は10年以上LOLをやっていて、流石に皆知っているプロのレジェンド達かつ、おれとかも対面がすごい人(Bang)でボコボコにされると思っていたんですけど、特別ルールのお陰でシーソーゲームの展開になり観ていて面白い試合を作れたんじゃないかなと思います」 Ceros「レジェンドチームからも楽しんでやろうみたいな気持ちが感じられて、お互いのチームが楽しくLOLを出来たんじゃないかなと思います」 Yutapon「特にmidやtopはチャンピオンからも(mid/ハイマーディンガー top/サイオン)楽しんでやる感じで(笑)試合前のチャットとかも和気あいあいとしていて、実際ゲーム内容も観てる側もやってる側も楽しいものになったと思います」 ――YutaponさんのサイオンとCerosさんのハイマーはファンにとって馴染み深いチャンピオンですが、プレイすることは最初から決められていたのでしょうか？ Yutapon「僕は元々、やろうかなと思っていましたね」 Ceros「midは決まってなかったんですけど、流れ的にハイマーやるかって感じで出しましたね」 ――この3人でのプレイは2017年にDFMで共にプレイして以来のトリオだったと思います。何か変化を感じた点や変わらないなと思った点はありますか？ Yutapon「プレイは当然下手になっているとは思います(笑)ただ、3人でデスクをセットアップする時に並んだら「ああ、変わらないな」って感じはしましたね。当時のことを結構思い出しました」 Ceros「あんま変わってないっすね、チームが変わっても交流が続いているので、配信と変わらずいつも通りだなという感じがしました」 Zerost「特別な感じは実際ないんですけど...(笑)まあ、この3人がVCに集まるとろくなことが起きないですね(笑)」 ――今日はチームメイトの葛葉さん・うるかさんにもそれぞれ見せ場があったと思いますが、お2人のプレイを観ていていかがでしたか？ Zerost「普段からカスタムを一緒にやっているので特にプレイ面での変化は感じませんでした。葛葉はいつTROLL.EX(笑)が発動するかわからないですし...ただinSecをソロキルした時は、VCが盛り上がりました」 Ceros「2人は元プロの3人に「ついていこう」の意識があったと思うんですけど、2人とも普通にプレイが上手かったです。葛葉さんは本番でも強気に動いていて、相手をビビらすプレイをしていたのがすごいと思いました」 Yutapon「僕の場合、一緒にLOLをする機会が中々無いので、ほぼ初めましてだったんですけど皆LOLを配信でやられているだけあって上手いなと思いました。Cerosが言っていた通り、葛葉さんはアグレッシブにプレイされていて一緒にやっていて面白かったです。本当にチームとして楽しくプレイ出来て良かったなと思います」 ――2023年からLOLというゲームが多くの人に浸透していると思いますが、黎明期からプレイされているお三方は改めてLOLというゲームが広まった要因や、これからのLOLについてどうお考えでしょうか？ Ceros「ゲーム自体はとても面白いのですが、始めるにあたってのハードルの高さがネックだったと思います。ストリーマーの潮流のお陰で沢山の人が触れてくれて、楽しんでくれているのかなとブームについては考えていて、僕自身もプレイヤー人口の増加に対してポジティブな印象を持っています」 Zerost「ブームについてはk4senさんありがとう～！です(笑)ただカジュアルにプレイしている人が増えたので、ここから国内の競技シーンに関心を向けてくれる人が増えてくれれば嬉しいなと思います」 Yutapon「ストリーマーがやってくれるだけで、観る専の人でも本当にLOLを知っている人が増えたと思います。1人で始めるにはハードルが高いゲームなので、多くの人が知り同時に始めようとするサイクルはいいなと思っています」 ――最後にファンの皆様に一言お願いいたします。 Yutapon「代打って形にはなったんですけど、こういったイベントで応援を直接して頂けて本当に嬉しかったです。いつもファンの皆様に勇気づけられています。ありがとうございます。」 Ceros「入場の時に声をかけてくださるファンの方が想像よりも多くて驚きました。僕も選手を引退して、もう長いにも関わらずオフライン会場で声をかけてくださるファンがいるのは凄く嬉しいです。ありがとうございます。」 Zerost「結構遠くから来て下さる方も多くて、本当に感謝しています。あと、すみません、もうちょっとLOL配信をやります...(笑)」 Ceros・Yutapon「本当かなぁ」 Zerost「もうちょっと落ち着いたら増やします！」 ファンの間でも仲が良く人気があるDFMチームメイトだった3人はインタビューもなごやかに進めてくださった。これからも3人のLOLを含めた活躍から目が離せない。 ■2日目　インタビュー(げまげま) ――試合お疲れ様でした！見事、勝利を収められましたが、今日の試合を振り返って感想や印象的だった出来事についてお聞かせください。 たぬき忍者「じゃっさんが１レベルの時にクレンズとバリアの差で勝てるよとコールしてくれて、実際１レベからフラッシュ差を作れたのが大きかったなと思います。」 じゃすぱー「Bang選手が昔から好きで、今日のジンもBang選手が世界大会優勝時にリリースしたスキンなんですけど、まさか対面出来るとは思わなかったです。アイテム勝ってるはずなのに圧がヤバくて壁を感じったす」 スタンミ「僕はKRサーバーの修行に行っていなんですけど(他メンバーはKRサーバーのランクで何処まで到達出来るか？チャレンジを韓国で行った。)そこでマスターまでいった忍者がサポートで僕がmidなわけでプレッシャーもありましたが、忍者が試合前に細かくアドバイスをくれたので試合中とても楽になりました。相手よりもチームメイトのお陰で勝てたと思います」 じゃすぱー「すごい狙われてたよね(笑)」 しゃるる「Perkzがロームをして各地を破壊しようとしていたのが本当に怖かったです。だけど皆が耐えてくれたり、らいじんと逆サイドでアクションをかけたりして何とかイーブンに持っていけました。そこに協力してくれたチームメイトたちに凄く感謝しています」 らいじん「MadLifeがエグかったです。一時期ずっと見ていたのもあって。やっぱり自分にとってのスレッシュの参考書なので、インゲーム中の彼のプレーから正解を学んでいたまであります」 ――げまげまの皆様はLOLのブームが拡大する前から、ずっと配信でやられていたと思います。その中で昨今のLOLブームを受けて、新たにやりたいことや期待することはありますか？ しゃるる「やっぱりコミュニティイベントをやっていきたいですね。個人規模で出来るような誰でも参加可能な大会やストリーマー大会をやりたいなと思います。コミュニティが盛り上がれば、その上の競技シーンも盛り上がるものなので、火を絶やさず頑張っていきたいです」 らいじん「本当にこのブームが無くならないように頑張らないとな、と思います」 ――スタンミさんはげまげまのリーダーを務められながら、最近は俳優やモデルと活躍の場を広げられていますが、スタンミさんにとって「げまげま」とはどういう存在ですか？ スタンミ「何だろうなぁ...それこそ僕がインターネット活動をはじめて7年？8年？経ちますが、何だかんだイベントに出るってなった時はげまげまのメンバーがいると安心しますし、イベントはそもそも楽しいんですけど、このメンバーで出場すると更に楽しくなりますね」 ――家族のような感じでしょうか？ 一同「(爆笑)」 スタンミ「誘導してません？(笑)わかりました、「家族」のような感じです！(笑)」 じゃすぱー「「家族」で！(笑)」 ――今年は「配信者」という界隈自体が様々なイベントを通して、配信者を知らなかった層にもリーチしていったと思いますが、今年を振り返ってみていかがでしたか？ じゃすぱー「「無」です(笑)イベント参加せずで、配信もそんなにしていたわけではないので...でも1年の半分は配信してました。来年は毎日配信します(冗談交じりに)」 スタンミ「言うな、そんなこと(笑)絶対無理だから(笑)」 たぬき忍者「LOLを中心にやりたいことをやり続けられた年になったと思います」 らいじん「忙しかったですね...色々参加して、大変だったんですけどやりがいはありました。ただ、各イベントが濃すぎて前のイベントの記憶が薄れてしまったので、日常を濃くしすぎるのもどうなんだろうなと思いました(笑)来年は波を意識して、スケジュールを調整しながら1個1個大事にしていきたいなと思います」 ――最後に、ファンの皆様に一言お願いいたします。 しゃるる「まず、いつも応援ありがとうございます。げまげまで集まることはそう多くないので、その中で勝利という結果をファンの皆様に届けられたのが1つの恩返しになったかなと思います」 じゃすぱー「おれは皆にありがとうって言われたいです(笑)ていうのも、今回僕がげまげまで出たいってゴネたんすよ。そしたらげまげまで出場できて。この間のファンミーティングもですけど、おれが「やろう！」って言わないと、皆出てこないんです(笑)」 スタンミ「確かに」 しゃるる「じゃす、ありがとう」 たぬき忍者「自分はLOLを真面目にプレイすることしか出来ないんですが、そんな自分を応援してくれるのが有難くて、そのお陰で自分の好きなことを続けられています。チームを組んでくれているげまげまメンバーにもファンの皆様にも、本当全ての人に感謝です」 らいじん「さっきも言ったんですけど、忙しい中で色々なことしながらも追っかけてくれる人や1個だけ見てくれる人、形は違うんですけど皆がついてきてくれて凄くありがたかったです。来年はまだどうなるかわからないんですけど、来年もついてきてくれたらなと思います」 スタンミ「さっきも言った通り、げまげま各メンバーの矢印は違うんですけれども、こうやって再集結を楽しみしてくれているファン達に「また楽しみしてください」ということと、各々の違った活動にも是非、注目して頂ければと思います。個人が違うことをしているのがげまげまの魅力でもあり、色々な活動をして色々な姿をみせるのがファンの皆様への恩返しだと思うので、来年もまた色々していこうと思います！」 文・取材＝田中諒