もう見たくない…。リバプールで嫌われすぎた選手6人。まさか…。サポーターを激怒させた男たち
そのクラブに全てを捧げて、引退後もサポーターから熱烈な支持を受けるレジェンドと呼ばれる選手もいれば、移籍、給与、言動などが原因でサポーターから歓迎をされない「嫌われた選手」もいる。今回は、様々な理由からリバプールで嫌われた6人の選手を紹介する。
FW:マイケル・オーウェン(元イングランド代表) 生年月日:1979年12月14日 リバプール通算成績:297試合158得点47アシスト かつて「ワンダーボーイ」と称されたイングランドの名手マイケル・オーウェンは、リバプールにおけるレジェンドの1人だ。通算297試合158得点47アシストの成績、クラブに計6つのタイトルをもたらした功績は、永遠に色褪せない。しかし、一部のサポーターから嫌われているのもまた、事実である。 その理由は“移籍”だ。2004年夏に「銀河系軍団」レアル・マドリードに移籍するも思うような活躍ができなかったオーウェンは、翌年にニューカッスルに移籍。そして2009年に、なんと古巣リバプールの宿敵であるマンチェスター・ユナイテッドに加入することを決めたのである。これが決定打となり、オーウェンはリバプールの象徴ではなく、嫌われ者となった。 後にかつてのチームメイトだったリバプールOBのジェイミー・キャラガーと対談したオーウェンは、苦しい胸の内を吐露。現役時代はもちろん、引退後もKOP(リバプールファンの愛称)から「この忌々しいマンチェスター人が」など、心無い言葉を浴びせられていると明かしている。 ここまで圧巻の成績を残しておきながら嫌われ者になってしまった選手は、かなり珍しいと言えるだろう。オーウェンがリバプールにとってあまりに特別な存在だったからこそ、KOPはどうしてもあの移籍が許せなかったようだ。
FW:マリオ・バロテッリ(元イタリア代表) 生年月日:1990年8月12日 リバプール通算成績:28試合4得点0アシスト 2014年、リバプールはそれまでエースとして圧巻の活躍を披露していたルイス・スアレスをバルセロナに売却。その後釜として、ミランで復活を遂げつつあったマリオ・バロテッリにスポットライトを当てた。ただ、サッカー界きっての悪童として有名だった同選手の獲得に対し、懐疑的な意見も多かった。 バロテッリにはそうした疑問の声をかき消すだけの活躍を求められたが、結果は散々。怪我もあってプレミアリーグではわずか1得点を奪うに留まり、公式戦でも4得点と、スアレスの穴を埋めるにはあまりに弱々しかった。 翌2015/16シーズンはミランにレンタル移籍。シーズン終了後にリバプールに戻ってきたが、1年前に監督就任していたユルゲン・クロップの元で構想外扱いだったため、そのままニースに移籍している。リバプールでは実質1年しか稼働しなかったことになり、クラブ史上「最悪の移籍」との声も多い。 また、結果でリバプールファンのハートを射抜くことができなかったバロテッリは、後に堂々と「リバプール加入は人生最大の間違いだった」「クラブのことは好きではなかった」と言い放ち、火に油を注ぐ形で怒りを買った。どの角度からも、彼がリバプールの人々から愛される理由は見当たらない。