起業して活躍するOG・OBに続け! 大人顔負けの創造力溢れる多様なアイデアが続々と「高校生ビジネスプラン・グランプリ」とは?
◆起業して活躍するOG・OBが続出
「高校生ビジネスプラン・グランプリ」は、高校生ならではのアイデアを発表できる貴重な機会ですが、ビジネスとして考えることに躊躇してしまう生徒もいることでしょう。大会では、日本公庫がビジネスプランの作成のサポートをおこなっています。 日本公庫では、職員が学校を訪問し無料で「出張授業」を実施。「ビジネスとは何か」という基礎的なところから、アイデアの発想方法や実践的なプランの作成、収支計画の立て方までアドバイスをおこないます。日本公庫は全国に152の支店があり、オンラインでの出張授業もできます。昨年度は472校に出張し、およそ1,100回にも及ぶ出張授業をおこないました。 大会で募集するビジネスプランは、若者ならではの自由な発想や創造力を活かしたものであり、「人々の生活や世の中の仕組みをより良いものに変えるビジネスプラン」と「地域の課題や環境問題などの社会的な課題を解決するビジネスプラン」が対象です。 昨年度グランプリを獲得したのは、「世界の女性を幸せにするテック・ドミトリー」です。プランの詳細について、森本さんは「東南アジアや中東・アフリカなどの女性が日本の企業からサポートを受け、無償でITスキルと日本語を学べる寮を開設し、女性の就業を支援するプランでした」と解説しました。 森本さんが印象に残ったビジネスプランは、2019年度の大会で、全国3位に相当する審査員特別賞を受賞した生徒のビジネスプランです。生徒自らが、発達障がいの当事者として抱えていた“生きづらさ”を解決したいという思いから、発達障がい児を支援するアプリを考案。受賞後、生徒は起業に向けて動き始め、クラウドファンディングによる資金調達を実施。日本公庫の融資も活用し、2024年2月にアプリをリリースしました。 また、スキマアプリバイト「タイミー」の開発者で、同アプリを展開する株式会社タイミー代表取締役で知られる小川嶺(おがわ・りょう)さんは、「高校生ビジネスプラン・グランプリ」のOBです。「この大会に参加した生徒さんは、ビジネスプランを練る面白さに目覚めて、将来は起業するという選択肢があることを知り、社会に出てから起業されるOB、OGがたくさんいるんです」と森本さん。 「高校生ビジネスプラン・グランプリ」の応募資格は全国の高等学校、および高等専門学校の1~3年生の生徒からなるグループ、または個人であれば誰でも応募できます。2024年度の応募登録、ビジネスプランシートの提出締切は9月25日(水)までです。グランプリを決めるファイナリスト10組による最終審査会・表彰式は、2025年1月12日(日)、東京大学にておこなわれます。 森本さんは高校生のリスナーに向けて、「若者ならではの創造性あふれるビジネスプランを募集しています。ぜひ『高校生ビジネスプラン・グランプリ』に挑戦して、未来の可能性を広げてください」と呼びかけました。 番組のエンディングでは、杉浦と村上が今回学んだ「高校生ビジネスプラン・グランプリ」について復習します。村上が特に注目したのは“高校生ビジネスプラン・グランプリ”です。「こういう大会があることを知りませんでした。もっともっと広まって、日本を活性化していってほしいなと思いました」と話します。続けて、杉浦が挙げたのは“アントレプレナーシップ”。「自ら学んで、考えて、行動する力は大事だね。広めていきたいです!」とコメントしました。 (TOKYO FM「杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより」2024年5月26日(日)放送より)