今年の夏も振り返れば災難続き…!?「ぼる塾」あんりさんと”夏”の妙な関係
人気芸人「ぼる塾」のメンバー4人によるリレーエッセイ連載! 今回は、あんりさんのターン。 皆さんには好きな季節、嫌いな季節、体に合う季節、合わない季節ってありますか?あんりさんにとって夏は、合わないけど、でも嫌いにもなれない季節なのかもしれません。 【写真7枚】はるちゃんも感動した「そうめん研究室」とは…!?
「私が行く祭りは麻布の祭りだよ。麻布は庭」by 田辺さん
大嫌いって程じゃなかったかも。 決して好きではないけどね。 でも、もうすぐ「さよなら」なんだって思ったら、なんだか…ね。 寂しいとか恋しいとか、そんな大げさな気持ちじゃないけど、それに似た気持ち。 CanCamをご覧の皆さま、あなたの夏はいつまでですか? 私の夏は暑さが消えるまで。 何月であろうと、暑ければ夏なのです。 涼しい日が時々現れて、それでもまだ暑い日もあって、私の夏も終わりを迎えようとしています。 私と夏は昔から相性が悪い。 何が悪いって、とにかく体調が悪い。 大きめに体調を崩すのは、いつも夏だ。 世間が海開きやお祭りなんかで夏を感じている中、私はベッドで寝込んでいるときに「ああ今年も夏が来たんだな」と思う。 「夏の風物詩」が病では、好きになれというのが無理な話。 だから、夏はずっと嫌い。 今年の夏もいい夏ではなかった。 脾臓という臓器にウイルスが入り、1週間熱が下がらなかった。 最初はただの風邪だと思い、近所の内科の病院に行った。 いつもなら病院の薬をもらえばすぐ治るのに、熱は下がらず、なんならどんどん熱は上がるばかりで、また内科に再診に行って、大学病院を紹介してもらい検査をした。 インフルエンザでもコロナでもないウイルスで脾臓が腫れている状態なことがわかった。 そのウイルスに効く特効薬はなくて、自力で倒さなければならない。 熱が出るのは身体が必死にウイルスと戦っている証拠。 病院の先生にそう言われた後は、下がらない熱への不安や不満が少し楽になった。 「病は気から」というだけあって、それから順調に熱が下がる時間が増えてきて、1週間ほどで無事にウイルスに勝利した。 治って仕事復帰した途端、地方の仕事で足をブヨに刺された。 人生で初めての経験だったから、最初は蚊に刺されただけだと思った。 そしたら刺された箇所が熱を持って大きく腫れ出した。 この間まで脾臓が腫れていたのに、今度は足。 かゆみよりは、痛みと熱さ。 患部からの熱と夏の暑さも相まって、仕事中に軽い熱中症のような状態になってしまった。 移動の車の中で、氷で冷やしながら休ませてもらってなんとか回復した。 しかし、刺された跡は未だに治らず。