クルスク州の「死の道」、ロシア軍にとってますます危険に 車両の残骸増える
ロシア軍の使用車両に変化の兆し
突出部の北西周縁の道路を防御してきたウクライナ海兵隊のドローン操縦士、Kriegsforscher(クリークスフォルシャー)は「(ロシア軍による)今後の強襲では新たな車両をたくさん目にすることになる」と予想し、具体的にはトラック型のタイフーン装甲車やティーグル歩兵機動車を挙げている。 重量13t程度のタイフーンや同7t程度のティーグルは製造が比較的容易な半面、装甲防御や路外の機動性はBMP-3に及ばない。これらのトラックはゼリョーヌイ・シュリャフから先に抜けていくにはおそらく道路を使わざるを得ず、しかも重装甲の防護もないため、これまでの装輪・装軌戦闘車両よりもさらに攻撃を受けやすく、損害も出やすそうだ。 クルスク州で数的に劣勢のウクライナ軍はそれを当てにしている。第225強襲大隊は「われわれはロシア軍の脆弱な点を最大限に利用している」と述べている。
David Axe