【40代50代にこそ大切な「自分軸」の作り方とは?②】「自分を取り戻す」ために有効なワークを紹介します
経営者や教育、美容、芸能界のジャンルから、「本当の自分を知り、幸せへと導くセラピスト」として信頼が厚いOCOさん。 「自分のことは案外、自分がいちばんわかっていないものです。他人軸にならず自分軸で生きるには、自分への問いかけがその突破口になります」とのこと。 今日からできる、自分への問いかけ=自己対話のワークについて伺った。
シンプルな問いを、自分に投げてみて。
悩みを解決したり、願いを叶えたり。そのためには、「自分の本当の本心は何なのか、まずはそこを明確にすることが第一歩」とは、著書『わたしの解放ガイド』で注目を集めるセラピストのOCOさん。 公私ともに多くの責任を抱える40代50代のOurAge世代は、ともすると、その大切な本心が見えなくなってしまいがち。 ──── 本当のところ、自分はどうしたいのか。そこを探るには、どんなことから始めたらいいですか? 漠然と「私はどうありたい?」と問いかけても、なかなか答えは出てこない、という人も多いのではないでしょうか。 OCO:一足飛びに、本心へとアクセスすることは、なかなか難しいかもしれませんよね。そこで、まずは自分に対して、「あなたは今、どんなことを考えていますか?」と問いかけてみてください。「何を考えている?」という問いかけであれば、家族や同僚など、自分以外のことであったとしても、考えていることはいろいろありますよね。 次はその中でさらに、「では、自分に対して考えてあげているのは、どんなことですか?」と、続けて聞いてみましょう。 ──── 誰かに聞かれたら考えることはあっても、自分から問いを投げる機会は、そう多くはないように思います。例えば、「仕事についてはどう考えているか?」という問いであれば、考えていることは出やすいかもしれません。始めのうちは、上司が苦手だとか、休みたいとか、そういうことが出てくるような気がしますが…。それでも良いのでしょうか? OCO:はい、それでOKです。まずは広い範囲で、今何を考えているか、自分に問いかけてください。それで出てこない場合には、「仕事については、どんなことを考えていますか」「プライベートに関して、何か思うことはありますか」という感じで聞いてみます。 できる限りオープンな質問のほうが本心に関連するキーワードが出やすく、自己対話のプロセスとしておすすめです。私が行うセッションでも、問いに対する第一声に、相談者さんの本心に近づく重要なヒントが隠れていることが多くあります。