【新NISAシミュレーション】30歳代から「30年間」毎月「5万円」つみたて投資したら資産はいくらになる?利回り複数パターンで試算
近年、物価の上昇や日本経済の不透明感から、将来の安定した生活を目指して早いうちから資産を形成したいと考える若者も増えてきています。そのため、資産運用に対する関心が高まっています。 ◆【図表でチェック】シミュレーション結果を見る このような環境下で、日本政府が導入した「NISA」は、投資初心者でも手軽に資産運用を始められる制度として、若者からも注目を集めています。 2024年6月の時点で、30歳代が保有するNISA口座の総数は、約425万件に達しており、日本の30歳代人口(約1325万人)の約32%、3人に1人が口座を保有しています。 30歳代はまだ投資をするには早いと思われている方も、そんなことはないことがわかるのではないでしょうか。 今回は、投資の入口としてもよく耳にする「新NISA制度」について簡単に説明すると共に、例えば30歳代から30年間、毎月5万円をつみたて投資した場合のシミュレーションを、利回り別に紹介します。ぜひ参考にしてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISA制度とは
NISAは「少額投資非課税制度」として、投資で得た配当金や売却益にかかる約20%の税金が、一定の投資枠内で非課税となる制度です。 日本においては、2014年にNISA制度が導入された後、複数回の改訂を経て2024年1月から「新NISA制度」として運用されています。 ●新NISA制度の2つの投資枠 【つみたて投資枠】 積立投資に限定された枠で、金融庁の基準に基づく銘柄のみを対象としています。長期的に 安定した投資に向いています。 【成長投資枠】 投資方法に制限はなく、一定の基準を満たす銘柄であれば幅広く選択できます。高リスク高リターンの投資を求める方に適しています。 ・投資上限額 新NISA制度では以下のように投資上限が設定されています。 つみたて投資枠:年間120万円 成長投資枠:年間240万円 ※共に非課税期間は無制限 併用をすることも可能ですが、総計での非課税枠上限は1800万円です。成長投資枠のみの場合、上限は1200万円です。