【レスリング】パリ五輪史上最多11個のメダル獲得 強さの秘密は指先と想像 独特な練習法語る
パリ五輪で金メダルを獲得したレスリングの文田健一郎選手、清岡幸大郎選手、鏡優翔選手、藤波朱理選手の金メダリストたちが日本レスリング界の強さの秘訣について語りました。 【画像】"シミラールック"の文田健一郎選手と藤波朱理選手 パリ五輪では日本のレスリング史上最多の金メダル8個を含む11個のメダルを獲得。2021年の東京五輪では5個の金メダルを含む7個のメダル獲得とあり飛躍的な成績となりました。この成長の秘訣について、清宮選手は「レスリングだけじゃなくメンタルトレーニングを新しく取り入れた」とコメント。 鏡選手、藤波選手はじめ、多くの金メダリストが行った“メンタルトレーニング”は、これまでどんなことをしてここに立っているのかを瞬時に思い出せるように、体に一カ所スイッチをつくっておくトレーニングのこと。清岡選手の場合は指先で、「マットを上がる瞬間に指先を押すと、これまでがフラッシュバックし、自信を持ってマットに上がれる」とトレーニングの効果について語りました。パリ五輪でもメンタルトレーニングを実行。力を発揮し金メダルを手にしました。
さらに、清岡選手は「自分の対戦相手を実際に本当にいるレベルで想像し、一人でマットの上でその相手と対戦する」と“シャドートレーニング”も取り入れたと語ります。実際に組み合うことはないものの「めっちゃきついです。息上がるし」と効果を説明。さらに「やられたことあるの」という文田選手の質問には「ありますよ」と負けた経験もあると話します。 藤波選手もシャドートレーニングを取り入れていて「パリ五輪決勝の舞台の相手の動きというのは、あ!これね!となった」と語り、ハイレベルなトレーニングについて口にしました。 (12月22日放送 日本テレビ「Going! Sports&News」を再構成)