大阪府・吉村知事が定例会見9月2日(全文1)5000円以上飲食で2000円分のポイント還元
大阪府の吉村洋文知事は2日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪・吉村知事が会見 飲食店支援でポイント還元策を発表(2020年9月2日)」に対応しております。 【動画】大阪・吉村知事が会見 飲食店支援でポイント還元策を発表 ◇ ◇
社会経済も命に直結する
司会:ただ今から知事の記者会見を始めさせていただきます。最初に知事からお願いいたします。 吉村:私からは今日は4点です。まず1点目ですが、大阪府の飲食店、さらにミナミの飲食店含むですけども、飲食店の皆さんに対する支援についてです。まず大きな大阪のコロナ対策の方向性ですけども、感染症対策、これをしっかりやりながら、一方でやはり社会経済活動を動かしていく、この非常にある意味矛盾する難しいこの2つを両立させるというのが大阪府の基本的な方針です。 感染症対策のことだけを考えれば、とにかく家にいていただくというのが一番の感染症対策になりますが、それでは社会経済が動かないということになります。社会経済が動かないと、日々それで仕事をされている方の収入が減っていく。仕事がなくなっていく。失業者が増えていく。こちらのほうも命に直結します。感染症対策も命なんですが、社会経済のほうも、こっちのほうも命だというふうに思っています。 あってはならないことですけれども、失業率が1%増えたらお亡くなりになる方が2000人、全国で増えるというのも過去のデータとして出ています。現在失業者も増えているということです。やはり感染症対策というのをしっかりやりながらも、社会経済を動かしていかなきゃいけないというふうに思っています。
感染者数はなんとか抑えられている
よくメディアでは感染症の数とか、いろんな専門家も感染症の専門家が出てるという、そういう報道が多いですけど、なかなか報道されませんが、こっちの社会経済で日々生活されている方の生活を守ると、ここも非常に僕は大阪府としては大切なこと、僕自身も大切なことだというふうに思っています。これをどう両立させるかということです。 現在、大阪府の感染状況ですけども、これは本当に府民の皆さんのご協力、そして事業者の皆さんのご協力もありまして、なんとか感染拡大は抑えつつあると評価して、分析しています。といいますのは8月の第1週、上旬ですが、このときの陽性者数は約1300人ぐらい。1週間でだいたい1300人ぐらいでしたけれども、今、その半分、650人ぐらいになっています。半減している。グラフを見ましてもぐっと上に上がってきて、今8月上旬辺りをピークに、7月下旬から8月上旬辺りをピークに、感染者数についてはなんとか抑えてこれているという状況です。 これは先ほど申し上げた府民の皆さまのご協力のおかげです。事業者の皆さんのおかげですが、中でも特に飲食店の皆さまに非常にお願いと、そして負担を強いて、そしてご協力を得てこの結果が得られているというふうに思っています。 といいますのも、まず僕のほうから5人以上の会食は自粛してくださいと。宴会、飲み会は控えてくださいというのをやりました。これは8月31日でやめましたが、解除しましたけれども、やはりどんちゃん騒ぎで増えてくる。であるならば、どうしてもマスクもできない環境ですんでね、であるならば、ここはちょっと5人以上はやめてくださいということをやりました。これは飲食店の皆さんにとってはやっぱり大きなダメージが出ているというふうに思ってます。ただ一方で感染症対策、抑えることができているということにもつながっていると思います。 もう1個、大きなお願いをしたのが、やっぱりミナミの事業者の皆さんです。やっぱりそこでどうも広がってきているということでしたから、8月の5日から20日まで、アナウンスも入れれば7月の末から一定の範囲を区切って飲食店の皆さんに休業要請や時短要請をお願いしたということです。 結果、ミナミにおける感染の方は、もう5分の1ぐらいに減っていると。20代、30代、若者の感染者も圧倒的に減ってきているという状況です。こうやって皆さんの、特に飲食店の皆さんの協力を得て抑え込むことができていますので、感染症対策を取りながらしっかり頑張られている飲食店を支えていこうと、応援しようというのが今回の事業の目的です。