スーパーで買うと高い…「ハーブ」を自宅で始めてみませんか?ビギナー向けおすすめ品種12選&育て方の解説
【薬味・メイン料理におすすめのハーブ3選】 素材の臭みをやわらげ、メイン料理をより美味しく仕上げるハーブを紹介します。 ① ローズマリーの育て方 ・分類:シソ科マンネンロウ属 ・原産地:地中海沿岸 肉料理や魚料理などのメイン料理をはじめ、パンやお菓子づくり、香りを楽しむポプリなど多岐にわたる用途で使えるローズマリー。長く生きる丈夫な品種ですが、定期的なお手入れが必要です。 鉢で管理しているのであれば、2~3年おきに植え替えてあげましょう。枝が増えて茂りはじめたら剪定してお手入れしつつ、収穫したローズマリーを楽しむことができますよ。 ② ローリエ(月桂樹)の育て方 ・分類:クスノキ科ゲッケイジュ属 ・原産地:地中海沿岸 ローリエは、高さ5~10mほどまで成長するクスノキ科の常緑樹です。長く管理するために、ポットではなく地植えでの管理が向いています。 乾燥させた葉を、カレーやシチューなどの煮込み料理の風味付けに使われることも。乾燥させずに、フレッシュリーフとして使うこともできます。植え付けから根付くまでは水をしっかりと与える必要がありますが、2年以上経てば冬の水やりは不要です。 ③ タイムの育て方 ・分類:シソ科イブキジャコウソウ属 ・原産地:ヨーロッパ、北アフリカ、アジア 古代ローマ・ギリシャ時代から使われているタイムは、300種以上もの品種があります。肉や魚、卵、サラダなどさまざまな料理に使える、調理法を選ばずに使える万能なハーブです。 比較的に乾燥した環境を好むため、水の与え過ぎに注意。梅雨前に枝が密生している場合は、3分の1程度を刈り込んで通気性をよくします。 成長がゆるやかになる冬場は、乾燥ぎみに育てるとよいでしょう。
【ハーブティーやハーブウォーターにおすすめのハーブ3選】 体に優しい、ハーブティーやハーブウォーターにおすすめのハーブを紹介します。ハーブのさわやかな風味で、ほっと一息つくひとときが過ごせるでしょう。 ①モヒートミントの育て方 ・分類:シソ科ハッカ属 ・原産地:キューバ 世界で40種類以上あるミントのなかでも、カクテルの「モヒート」のために品種改良されたモヒートミントは、スペアミントとパイナップルミントの交配種です。 ハーブウォーターとしても、おいしく味わえます。甘みと柔らかさがあり、ほのかなスパイシーな香りが特徴的です。暑さに弱いので、夏場は半日陰の管理がベターです。 ミントは繁殖力が強く、同じミントでも、異なる品種と一緒に植え付けてしまうと混ざってしまうことも。隣にほかの植物を植えないようにしましょう。 ② レモングラスの育て方 ・分類:イネ科キンボポゴン属 ・原産地:インド、熱帯アジア ハーブティーやハーブウォーターとして、清涼感を添えてくれるレモングラス。柑橘とショウガを合わせたような香りで、タイ料理やカリブ料理などでもおなじみのハーブです。 繁殖力が強く、小さな苗でも葉が増えていきます。基本的に育てやすい品種ですが、寒さには要注意。虫がつきにくいため、虫よけのキャンドルやスプレーにも使用されることがあります。 ③ カモミールの育て方 ・分類:キク科シカギク属 ・原産地:地中海沿岸 ハーブティーに使われる代表的なカモミール。主に2種類あり、ハーブティーに使われる1年草の「ジャーマン・カモミール」と、アロマオイルに使われる多年草の「ローマン・カモミール」があります。 虫除けの効果があり、コンパニオンプランツとして植えられることも。猛暑や強い日差しが苦手なので、夏場は半日陰で管理するとよいでしょう。