スーパーで買うと高い…「ハーブ」を自宅で始めてみませんか?ビギナー向けおすすめ品種12選&育て方の解説
4.底から水が流れるぐらいまで水をやる 用意した鉢に植え替えたら、鉢底から水が流れ出るまで水を与えます。 植え替えたばかりの苗は根がしっかりと張っていないため、水を吸い上げる力が通常よりも弱くなっています。植え替えた後は、根が張るまで水切れに注意しましょう。 5. 育ちやすい場所に置く 日当たりと風通しのよい場所に置きましょう。基本的には、屋外での管理がおすすめです。一年草のハーブであれば、室内でも育てられます。 キッチンハーブを台所で育て、調理しながら育てたハーブを使うことができますよ。 6. 水やり、肥料をやりながら育てる ハーブは多湿が苦手なため、水の与えすぎには要注意。必要以上に水を与えてしまうと、枯れてしまう原因になってしまいます。 定期的に状態を観察し、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげましょう。土の表面が乾いていなければ、毎日水をあげる必要はありません。 また、1年草のような葉を楽しむハーブは、腐葉土や堆肥が含まれた土で十分です。 肥料が多いとかえって香りが弱くなってしまうこともあるので、追肥の必要はありません。 花や実を楽しむハーブは、花つきをよくするために肥料をあげる必要があります。飲み物や食べ物として口にするハーブなので、植物にも優しい有機肥料がおすすめです。 7.収穫 小さなハーブの場合、ポットから20㎝ほど伸びたら収穫する時期です。収穫した葉を切ってあげることで、枝の数が増えて収穫量も上がります。 「朝採り野菜」という言葉があるように、前日につくり出された養分が蓄積され、一番養分が保たれた午前中に収穫すると、香りがよく、栄養が高いハーブが採れるといわれています。
ハーブを育てるポイント
香り豊かなハーブを育てるための注意点やコツを紹介します。 1.気候に合った対処をする 夏の暑さに弱いハーブは、梅雨前に対策を取りましょう。風通しをよくするために、伸びすぎた枝や茎を切ったり、間引きすること。 寒さに弱い多年草のハーブは、根本を保温材で覆い、霜が当たらないように工夫してくださいね。 2.水やりのしすぎに注意 真夏の時期は、なるべく早朝に水をあげましょう。暑さがピークになる日中に水やりをすると、暑さで蒸れてしまう原因に。1日1回では足りない場合もあるため、朝早くに水を与え、夕方ごろにもう1度チェックしてください。 3.葉は香りのよい新芽を切る 収穫するときは、柔らかくて香りのよい、上の方に生えた若い葉を切ります。根に近い下の葉は光合成のために残しておきましょう。 4.プランターの寄せ植え方法 根を伸ばすスペースがあることで、植物が成長します。小さな苗であれば1鉢に2株植えても育ちますが、異なる種類のハーブを寄せ植えにして育てると、どちらかのハーブが枯れてしまう可能性も。 根が成長できるスペースを確保したうえで、1年草のハーブ同士であれば寄せ植えで育てても問題ありません。 また、品種によっては、近くで栽培することでお互いによい効果をもたらす「コンパニオンプランツ」もあります。 品種によって見極めが必要なので、ハーブに慣れてきたらトライしてみてはいかがでしょうか。