スーパーで買うと高い…「ハーブ」を自宅で始めてみませんか?ビギナー向けおすすめ品種12選&育て方の解説
ハーブの育て方
ハーブを育てるのに必要なものは、園芸で使う基本的な道具と一緒。ハーブを元気に育てるための手順を追っていきましょう。 1. ハーブの土と鉢/プランターを買う まずは、ハーブを育てる環境づくりから。ハーブ用の土と鉢を用意しましょう。 ・ハーブ用の土をチョイス ハーブは蒸れを苦手とする種類がほとんどのため、排水性がありつつ、肥料を保つ保肥性のある土を選ぶこと。 多くの園芸店やグリーンショップでは、ハーブ用にブレンドされた培養土が販売されています。観葉植物や花など、植物の種類によって適した土はそれぞれ異なるため、「ハーブ用」として販売されているものを選びましょう。 ・ライフスタイルに合った鉢を用意 通気性のよい鉢がベターですが、すぐに水が乾きやすくなってしまうため、水やりの頻度が多くなってしまう可能性も。土が乾いていないか、常に気にかけておく必要があります。 どのような鉢を選んでも問題ないため、ハーブの面倒を見ることが苦にならないよう、ライフスタイルに合わせて選びましょう。 2. ハーブの苗を購入。元気な苗を選んで! 種から育てると発芽に時間がかかってしまい、失敗してしまう可能性も。 とくに初めて育てる方は、苗から育てるのがおすすめです。 ボリュームがあって、葉が色鮮やかな苗は元気な証拠。プラスチックの鉢の上から根っこ部分を軽く握るように触り、根が張って固くなっている状態のものを選ぶとよいでしょう。 暗い場所で育ってしまうと徒長して茎が間延びした状態になってしまうので、節間(葉が茎につく部分を「節」と言い、節と節の間のこと)が詰まっていることも重要なポイント。 また、蒸れや高温障害を起こし、根に近い葉が変色しているものは避けましょう。 3. ハーブの苗を鉢やプランターに植え替えする 植え替えの時期や寄せ植えの相性は種類によって異なるので、不安なときは園芸店やショップに相談しておくと安心です。 ・ハーブを植える時期は春がベスト 種類によって、春と秋のタイミングで植え付けましょう。 カモミールやコリアンダーなど一年草のハーブのほとんどは、春の植え付けがベスト。暑さに弱い多年草のハーブは、9~10月の秋頃に植え付けます。種類によって適切なタイミングがあるため、育てたいハーブに合った時期に植え付けてくださいね。 ・1鉢につき1株がおすすめ 根が伸びることで、地上部分の葉が伸びていきます。 収穫量を上げるためには根を張るのに十分なスペースが必要なため、1つの鉢につき1株で育てると安心です。 ・用意した鉢に苗を植え付ける 用意した鉢にハーブ用の土を入れ、苗を植え替えます。 鉢底の穴から土が漏れないよう鉢底石を敷き、鉢の6分目を目安に土を入れましょう。苗はプラスチック鉢から取り出し、根についた土を軽く払います。土の入った鉢に苗を入れ、上から土を加えてください。