ヒョウ柄の服の人気が復活?!着こなすための「3つのポイント」とは
何ヶ月も前から復活の兆しを見せているヒョウ柄だが、着こなしが意外と難しかったりする。ネコのようにしなやかに着こなすコツをご紹介。 【写真】今期人気復活!?ヒョウ柄を見事に着こなすモデルたち TikTokで#leopardprintというハッシュタグを含む動画の再生回数はなんと10億回以上にも達する。2023年にトレンドインしたヒョウ柄は、時代を超えたアイテムとして、これからも愛されるだろう。そんなヒョウ柄にはファンもアンチもいる。意見が真っ二つに分かれるのは万能であるが故。ある人にとってはパワフルな女らしさ、自信たっぷりの魅力、権威に抗う存在の具現化であり、ある人にとっては下品で知性に欠ける尻軽女の代名詞だ。
ヒョウ柄の歴史を簡単におさらい
ファッションにヒョウ柄という言葉が登場したのは1940年代のことだ。それまでヒョウといえば文字通り、動物の皮でしかなかった。当時の毛皮は大金持ちだけが手にすることのできるエキゾチックな憧れの対象だったのだ。ところが1947年2月、クリスチャン・ディオールというデザイナーは初コレクションで大胆にもヒョウ柄の服を登場させた。その後、多くのデザイナーがこれに続き、ヒョウ柄は女性にとってなじみ深い存在となった。 ランウェイから飛び出したヒョウ柄は、華やかなセレブたちが纏うコートとなった。1970年代から1980年代にかけては反体制派の象徴にもなり、以後、時代を超えて人々に愛されてきた。今日、セレブも王族もヒョウ柄を愛用し、キム・カーダシアンから故エリザベス女王まで、誰もが愛用する。さあ、あなたはこの柄をどう着こなす?
クラシックに着こなす
気品あふれるエレガントな佇まいで名高い女性のなかには、ヒョウ柄をこよなく愛した人もいる。カトリーヌ・ドヌーヴは1960年代以降、ヒョウ柄が定番アイテムとなった。ミモレ丈のヒョウ柄コートにクロコダイルのバッグを合わせるのが彼女のスタイル。ジャッキー・ケネディもヒョウ柄コートを愛用し、こちらは黒のタートルネックと合わせていた。オードリー・ヘプバーンはベレー帽に、エヴァ・ガードナーは超ミニ丈のビュスティエスドレスで、ソフィア・ローレンは毛皮のチャプカハット、エリザベス・テイラーは首や頭に巻くスカーフにこの柄を使用していた。王族も負けてない。グレース・ケリーは毛皮のコートに大ぶりのサングラスを合わせ、エリザベス女王は黒いアンクルブーツを合わせ、ダイアナ妃はヒョウ柄のビキニを着こなした。 彼女たちのようにこの柄をエレガントに着こなすには、コートやスーツ、ベレー帽といったメインのアイテムのどれかをヒョウ柄にし、上品な小物とコーディネートするのがコツだ。ヒョウ柄の持つアイコニックな側面を活かした着こなしと言えよう。