老舗ランドセルメーカー協和、顧客1万6000人分のクレジットカード情報漏えいか
老舗ランドセルメーカーの協和は10月29日、同社が運営する「ふわりぃ公式オンラインショップ」において、第三者による不正アクセスにより、1万6396名分の顧客情報が漏洩した可能性があることを発表した。
老舗ランドセルメーカーの協和は10月29日、同社が運営する「ふわりぃ公式オンラインショップ」において、第三者による不正アクセスにより、1万6396名分の顧客情報が漏洩した可能性があることを発表した。 漏洩の可能性がある情報には、クレジットカード情報(カード名義人名、カード番号、有効期限、セキュリティコード)に加え、氏名、電話番号、住所、生年月日、メールアドレス、ショップのログインIDとパスワードが含まれている。影響を受けた可能性があるのは、2021年3月28日から2024年7月17日の期間に同オンラインショップでクレジットカード決済を利用した顧客。 問題は2024年7月17日に警視庁サイバー犯罪対策課からの連絡で発覚し、同日直ちにカード決済を停止。その後、第三者調査機関による調査が実施され、2024年8月23日に調査が完了した。同社は2024年7月23日に個人情報保護委員会への報告を済ませている。 協和は該当する顧客に対して、本日より電子メールまたは書状で個別に連絡をとっている。また、クレジットカード会社と連携して不正利用の監視を継続しており、カード再発行の手数料については同社が負担することを表明している。 協和は、1948年に東京浅草鳥越において鞄の製造を開始した老舗のランドセルメーカー。関東最大のランドセルメーカーの一つとして知られている。1967年には業界で初めて人工皮革「クラリーノ」をランドセルに採用した。2007年に自社ブランド「ふわりぃ」を立ち上げている。 文● G. Raymond 編集●ASCII