冬こそ行きたい「東京の離島」の魅力 独自グルメや露天温泉に…砂漠も!?
■無料&絶景の温泉はギリシャ神殿風?
冬はより楽しみな温泉だって新島流です。 島民 「露天温泉もそう。“映え”はいっぱいある」 埼玉から(40代) 「例えるならギリシャ」 それは海の目の前にある、ギリシャ神殿風の「湯の浜露天温泉」です。男女混浴のため、水着を着用するのがルール。 この温泉の楽しみ方は3つ。階段を上ると目の前には大海原と大空だけ。開放感抜群の高台風呂”その下には、海との一体感を感じられるインフィニティ風呂、保温効果が高い温泉なので、足湯でもポカポカ。 24時間、誰でも無料で入浴できるこの露天温泉。夜には、幻想的なライトアップも楽しめます。 「島民の憩いの場となる露天風呂を作ってほしい」と依頼を受けた設計事務所が、ギリシャ神殿をモチーフにしたのには、理由があるといいます。 温泉を設計した「宮川設計」 「使った石はコーガ石という新島特産の石。元から崩した形で作れば風化してもそれが味になる。長く皆さんに愛される施設になれば」 新島とイタリアのリパリ島でしか産出されないという世界でも貴重なコーガ石。島では100体以上のモヤイ像が観光客をおもてなししています。
■東京の離島ファン あえて冬に来たワケ
この日出会ったのは、東京の離島ファンだというヨシコさん・ユキホさん親子。 名古屋から 娘・ユキホさん(40代) 「去年は神津島と式根島に行って、新島も絶対に行こうと。無料でありがたい」 母 ヨシコさん(70代) 「景色がすごく良い」 ユキホさん 「目の前、海で」 東京の離島を次々巡ったうえで、新島はあえてこの時期に来たといいます。 ユキホさん 「キャンプ場ですごく星がきれいだった。すごく広い海岸線、ザッパーンって感じ。誰もいなかったし。絶対に来年また来ようと話していた」 ヨシコさん 「3日くらい経つとまた来たくなる」 3日間かけて、新島をゆっくり堪能したという親子。絶景を独占できるぜいたくな時間が、冬の新島の魅力なのかもしれません。