冬こそ行きたい「東京の離島」の魅力 独自グルメや露天温泉に…砂漠も!?
■長さ600m超の巨大バウムクーヘン
一方、観光客の中には、意外なモノがお目当ての人もいます。 大阪から 「バウムクーヘン」 大島のバウムクーヘンとは? その正体は、スイーツではありません。大島をドライブ中に突如現れたのは、まるで巨大なバウムクーヘン。およそ1万8000年の間に繰り返し起こった、100回以上の噴火による噴出物が作り出した地層大切断面です。高さはおよそ24メートル、長さはなんと600メートル以上あります。 神奈川から(60代) 「素晴らしいですね。どうしてもこれが見たくて来た。島の一周道路を建設するために山を削って偶然発見された」 島の洋菓子店が手がけているのが、地層そっくりの、こちらは食べられるバウムクーヘン。確かにこれは食べてみたい! 千葉から 「大島の地層食べていますね、かみごたえがあっておいしい」 大島の自然が生み出す名所は、巨大バウムクーヘンだけではありません。
■島民オススメのオーシャンビュー露天温泉
都内から 「(Q.お目当ては?)温泉」 もちろん大島にも、オーシャンビューの露天温泉があります。こちらは、大島温泉・元町浜の湯。入浴料は300円。男女混浴のため、水着を着用して入浴します。 島民(80代) 「三原山が噴火した時に水が温泉になった。その温泉を山から引いている」 1986年に発生した三原山の噴火が収束した後、地下水の温度が上昇して温泉に。自然の恵みが生み出した温泉は、団体客が少ない冬のこの時期だからこそ、ぜひ訪れたいスポットです。 島民 「海が広がる開放感。最高の露天風呂」 「あと30分もしないうちにサンセット。何も邪魔するものがない、きょうもそれを狙って」 島民のオススメが、温泉に入りながら眺めるサンセット。これは、写真に収めたくなる美しさですね。 都内から 「ありがたい。300円でこんな景色が見られるなんて。(他の客が)少ない時期で、ゆっくりできて良い。いろいろと都内で汚れた心を洗い流したい人に最適だよねって」 雄大な自然が観光客を呼ぶ、冬もオススメの東京の離島です。
テレビ朝日