ソシエダで出番激減のサディク、バレンシアに買取OP付レンタル決定「監督の決断は尊重すべきだが…」
レアル・ソシエダのナイジェリア代表FWウマル・サディクが、バレンシアに半年間の期限付き移籍で加入した。 スペイン紙『マルカ』によると、バレンシアはレンタル料として、レアル・ソシエダに100万ユーロ(約1億6000万円)を支払う模様。また、バレンシアシーズン終了後に1000万ユーロ(約16億円)以下で同選手を買い取るオプションを持ち、そこから最初の6カ月間に支払われた金額が差し引かれる契約になっているようだ。 現在27歳のサディクは、ローマやパルチザン(セルビア)など欧州各地でプレー。2020年夏に加入したアルメリア(スペイン2部)で得点を量産した活躍により、2022年夏にクラブレコードの移籍金2000万ユーロ(約32億円)でレアル・ソシエダに加入した。しかし、レアル・ソシエダではケガの影響もあって期待値に見合う結果を示せず、今季は出場機会が激減していた。 入団会見に臨んだサディクは、「どの選手にも継続性が必要だが、ラ・レアルではそれが得られなかった。(イマノル・アルグアシル)監督の決断は尊重すべきだが、僕は動き続けなければならない。僕自身の成功、そしてラ・レアルの成功を祈っている」と、出場機会を求めてレアル・ソシエダを去ったと認めた。 「3週間前から接触があった」というバレンシアに加入した決め手については、「バレンシアはスペインで最も重要なクラブの一つだし、僕たちはハングリーさと成長の状況が似通っている」とコメント。現在降格圏の19位と低迷している名門の現状は「普通ではない」とし、「ストライカーとして、得点を挙げること、可能な限りの良い結果を得ることを目指している」と意気込みを示した。
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