<志田未来>「14才の母」佐藤東弥監督から「変わらないね」 今でも「ものすごく緊張しい」で“心臓バクバク”な時も
完成した作品を観賞した志田さんは「ずっとドキドキが止まらなかったです」と話す。
「約2時間、ずっとドキドキが止まらなくて、アトラクションに乗っているような映画だなと思いました。本当にCGがすごくて、壮大な映画が完成したんだなと改めて感じたのと、その一員になれたことをすごくうれしく、誇らしく感じました」
◇実は今でも「ものすごく緊張しい」 そのワケは?
連続ドラマに続いて、映画も手掛けた佐藤監督とは、志田さんの代表作「14才の母」で出会って以来、定期的に作品を共にしてきた。
「(佐藤監督は)私が13歳くらいのときに初めてご一緒させていただいて、その後も常に見守ってきてくださった、“現場のお父さん”みたいな存在。もちろん、監督ではあるのですが……不思議な感覚があります。監督は答えを返してくださるので、自分が何か疑問に思うことがあったらすぐに聞くようにして、自分の中で勝手にかみ砕いて進めないようにしています」
また志田さんは、佐藤監督に対して「あまり多くを語らない印象が私の中にはある」という。
「本当にいつも笑顔で見守ってくださっていて。お芝居のことも細かく指導するタイプではなくて。どちらかというと、私を含めてキャストの方々がお芝居したものを、すべてを受け止めてくださる監督です」
そんな佐藤監督からよく言われる言葉が「変わらないね」。
「自分でも『ここ変わった!』と、自信満々に言えるところはなかったりするのですが……。でも、変わらないっていいこと!とポジティブな意味で捉えています」
「変わらない」といえば、実は今でも「ものすごく緊張しい」だという志田さん。
「そういうところも本当に変わっていないなと思います。長いせりふや難しいシーンの前夜は、寝られなかったり、直前まで心臓がバクバクして心拍数が上がってしまうんです。作品はもちろん、共演者の方、スタッフさんも常に環境が変わるので、キャリアの長さとは関係なく、毎回新しい場所に飛び込む気持ちなので、その分、緊張してしまうのかなって。でも逆に言えば、常に緊張感を持ち続けることができて、毎回、新しい環境で達成感を得ることができるのは、この仕事のやりがいの一つなのかなと思っています」