真打ちはM4搭載MacBook Pro! 最大24時間駆動&ベースモデルでも本体+外部ディスプレイ2台接続可に
iMac、Mac miniと続いたM4搭載Mac発表ウィーク。真打ちはやっぱりMacBook Proでした。 【もっと写真を見る】
アップルは、M4シリーズ(M4/M4 Pro/M4 Max)を搭載し、処理性能をアップするとともに、バッテリー駆動時間も延長した新MacBook Proを発表した。すでに予約注文の受付を開始しており、発売は11月8日。 ■フロントカメラが高画素化でNano-textureオプションの追加が共通の変更点 まずは共通の進化点として、CPUのM3シリーズからM4シリーズへの変更。たとえばGPU性能では、M3 MaxとM4 Maxとの比較で1.2倍、M1 Maxからでは1.9倍とする。 つづいてはフロントカメラのアップデートが挙げられる。従来は1080pだったのが、12MPへと解像度をアップ。さらに広角であることを活かし、被写体のMacBook Proユーザーがフレーム内を移動したり、複数人で映り込んでも常にセンタリングされる。 また、ディスプレイにはNano-textureのオプション(2万2000円)を用意。明るい場所でMacBook Proを使うようなシーンでも色再現性を保っての利用が可能。 ■ベースのM4モデルでも内蔵+外部ディスプレイ2台接続可能に! バッテリー駆動が最大24時間! 続いてはベースとなるM4モデル(14インチのみ)の進化点。まずCPUはすべて10コアCPU/10コアGPUに(M3は8コアCPU/10コアGPU)。従来は内蔵ディスプレイのほかに、もう1台しか外部ディスプレを接続できなかったが(マシンを閉じた場合は2台接続可)、M4モデル(+後述のM4 Proモデルでも)では6K×2台の外部ディスプレイを接続可能に。 また、バッテリー容量が70Whから72.4Whに若干増えたことに加え、M4の省電力性能の高さにより、動画ストリーミング再生では過去最長の24時間に!(M3モデルでは22時間) ウェブ閲覧でも15時間から16時間に延長されている。 ■ベースモデルでもスペースブラックが選べる! あと実はうれしいのが、ベーシックな14インチのM3モデルでは漆黒の「スペースブラック」は選べなかったのだが(スペースグレイかシルバー)、M4モデルではすべてスペースブラックが選択可能(もしくはシルバー)になっている点。そして、M4モデルでも最低メモリはすべて16GBからとなっている。 ■M4 Pro/M4 Maxモデルでは120Gbps対応のThunderbolt 5対応 続いてM4 Pro/M4 Maxモデル。こちらは3つのUSB-C端子が120GbpsのThunderbolt 5に。超高速なストレージ接続やDisplayPort 2.1出力などに対応する。また、M4 Maxモデルでは6K×3+4K×1の外部ディスプレイを接続可能(これ自体はM3 Maxと同じ)。 そのほかでは、今回はWi-Fi 7には対応せず、Wi-Fi 6E止まりとなっている。 価格は、ベーシックな14インチ/M4モデルの16GB+512GBの組み合わせで24万8800円、14インチ/M4 Pro(12コアCPU/16コアGPU)の24GB+512GBで32万8800円、16インチ/M4 Max(14コアCPU/32コアGPU)の36GB+1TBで55万4800円など。 BTOオプションでは、メモリの16GB24GBでは3万円プラス、さらに32GBにするともう3万円プラス。SSDの512GB1TBでは3万円プラス、1TB2TBでは6万円プラスなどとなっている。 文● オカモト/ASCII