ポイズンリムーバーが効果的! アブやブユ、毛虫の虫刺されで知っておきたいアフターケアとは
夏のアウトドアを楽しむ上で切っても切れない関係にあるのが「虫」問題。しかもアウトドアシーンではアブやブユ(ブヨ)、蜂といった刺されると強い痒みや痛みを伴う虫に遭遇することも少なくありません。そこで今回は虫に刺された時のために知っておきたい、適切なアフターケアを紹介します。 【写真】アウトドアの虫刺され対策をチェックする(全8枚)
ポイントは毒を体から排出させること
虫に刺されてしまった時、絶対にやってはいけないのが「掻く」こと。掻いた刺激で“ヒスタミン”という痒み成分が放出されてしまい、ますます痒くなってしまいます。さらに掻き続けることで皮膚を傷つけてしまうので、患部にばい菌が入り悪化する原因にも。痒みを感じるとつい掻いてしまう気持ちもわかりますが、掻くのはグッと堪えてすぐにアフターケアをおこないましょう。 虫に刺された時にまず試して欲しいのが、体内に入った毒液を吸引して抽出する注射器のような形をした「ポイズンリムーバー」。アウトドア用品店やドラッグストアで買えるアイテムで、虫だけでなく毒蛇に噛まれた時も使えるため1つあると重宝します。ちなみに推奨されているのは刺されて2分以内の使用なので、刺されたらすぐに対処しましょう。 またポイズンリムーバーを持っていない場合は、刺された場所を指で強くつまみ、毒素を絞り出しながら流水で流します。ちなみに映画などでよく見る、口で毒を吸い出す方法はとても危険。絶対におこなわないでください。
応急セットは必ず準備して
蜂や毛虫など、刺された虫によってはピンセットや粘着テープを使って毛や針を抜く必要もあります。特に毛虫の場合は毒針毛が細く、見えにくいことも多いのが難点。粘着テープで皮膚に付着した毒毛を取り除いてから流水で洗い流すのが理想的です。その際衣類に毒毛が付いている可能性もあるので、着ている服は全て着替えるようにしましょう。 また虫刺され後に適切な処置をおこなったあとは、抗ヒスタミン成分やステロイド成分の配合された塗り薬を塗ると症状の悪化を抑えられるので安心。ポイズンリムーバーと同様、アウトドアに出かける際には必ず携帯してくださいね。