世界最小のシカ「プーズー」、繁殖目指して埼玉から横浜へ…体長わずか80cmの準絶滅危惧種
世界最小のシカ「プーズー」3頭が22日、横浜市立金沢動物園(金沢区)に来園した 【写真】生まれたばかりの「プーズー」
3頭は埼玉県東松山市の県こども動物自然公園にいたサクラ(7歳、メス)、リラ(4歳、同)、フジ(3歳、オス)。いずれも体長約80センチで、体重は9~10キロ。
プーズーは、主に南米チリやアルゼンチンの一部に生息し、国際自然保護連合の「レッドリスト」で準絶滅危惧種に指定されている。先住民マプチェ族の言葉で「小さいシカ」を意味するという。
金沢動物園は、角のある草食動物の飼育経験が豊富で、飼育スペースもあることから来園が決まった。
来園後に検疫などを行い、年内をメドに公開し、繁殖を目指していくという。