阪神・村上&森下 来季公約達成できなければ互いにプレゼントを約束した超高価なモノは…
阪神・森下翔太外野手(24)と村上頌樹投手(26)が1日、東京都内で開催された球団公式ファンクラブ限定の「クリスマスプレミアムパーティー」に登場した。普段から仲の良い2人はイベント前に取材に応じ、来季の公約として村上は「13勝」、森下は「村上が先発した試合で7本塁打」を設定。達成できなかった場合、村上が森下に時計を、森下は村上に車をプレゼントする約束を交わした。 イベント開演1時間前。報道陣への取材対応中、忖度(そんたく)なしのトークバトルが勃発した。先攻は2歳上の村上。今季先発した23試合で2本塁打と、昨季の5本から数を減らした森下に不満を隠さず口にした。 村上「今年、全然打ってないじゃないですか。だから(僕の)負けが多くなったと思います」 関西人らしく後輩イジりで「俺が投げている時に7本」とノルマを設定。ただ、森下も負けてはいない。「13勝。12勝が2人、3人ぐらいいたらめっちゃ(チームが)強いと思う」と、先輩にキャリアハイを求めた。 2人の成績は勝敗にリンクしていた。新人王とMVPに輝き、昨季の球団38年ぶりの日本一へけん引した村上は、実は昨季からの2シーズンで先発し、森下が本塁打を打てば6戦5勝無敗だった。逆に、ここ2年で自身が先発して森下も出場した試合で喫したレギュラーシーズン計12敗のうち、半分の6試合で森下が無安打だった。そんな数字を聞くと、2人はさらにヒートアップした。 村上「ほら、おまえのせいやん!」 森下「逆の数字(5勝0敗)を取れ!勝ってる時は、ほぼ俺のおかげね。負けてる時は頌樹さんのせい」 公約を達成できなかった場合の「罰ゲーム」も決まった。森下が突如「時計、欲しいな~頌樹さん」と年下の甘え口調になったが、村上は「自分で買え!」と即ツッコミ。すると「マジで13勝いかなかったら時計ね」とタメ口に戻り応戦した後輩が、そのまま押し切った。ただ、村上も、「車を買ってもらいます」と最後にやり返した。金額やメーカー、ブランドは「おいおい(決める)」という。 学年は違えど、同じ東都大学野球リーグ出身で、森下が阪神に入団以降さらに仲が深まった2人。それぞれがノルマをクリアする活躍を見せれば、おのずと2年ぶりのV奪回が近づく。(石崎 祥平)