セカンドショット向きorティーショット向きかで選ぶべき

「結局どっちのフェアウェイウッドがいいの？」と迷っている人は、フェアウェイウッドをトゥ側から見てみると自分との相性をチェックしやすくなります。 　キャロウェイ「ELYTE」をみてみると、ソールが後方に大きく迫り上がった形状になっているので、見た目の大きさの割に芝の抜けは抜群。しかもインパクト時のロフトが付つきやすいため、打ち出し角を大きくしやすくなっています。

キャロウェイ「ELYTE」テーラーメイド「Qi35」どちらのモデルも低重心だが、ヘッドの厚みとソール形状をチェックしてみるとセカンドショット向きorティーショット向きかを確認できる

　とにかくセカンドショットの確率を上げたいゴルファーには、ユーティリティー並みにボールを拾いやすい特長を感じられるはずです。 　一方、テーラーメイド「Qi35」のソールは平らでヘッドの厚みがしっかりしているので、狭いホールのティーショットで飛ばせる形状になっています。ラフや傾斜から打つよりもフェアウェイやティーアップでナイスショットしたいゴルファーには構えやすく方向性もよくなるはずです。 　もちろんプロや上級者ならヘッド形状に関係なくうまく打てます。しかし、フェアウェイウッドに苦手意識があるゴルファーなら、セカンドショット向きかティーショット向きかをチェックしてみると、どちらのクラブが自分に合っているか判断しやすいと思います。

【解説】筒 康博（つつ・やすひろ）

伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン＆コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。