【検証】Androidが優勢の「Blackmagic Camera」アプリ。でも、iOSも優秀でした
「Blackmagic Camera」というスマホアプリをご存じでしょうか? このアプリは、「iPhone」と「Android」の両方に対応している無料の動画撮影アプリで、標準のカメラアプリよりも細かい設定ができると評判です。今回は、この「Blackmagic Camera」を最新のスマートフォン2機種で使用し比較してみました。 【全画像をみる】【検証】Androidが優勢の「Blackmagic Camera」アプリ。でも、iOSも優秀でした
「iPhone 16 Pro Max」VS「Google Pixel 9 Pro」
こちらが、今回比較する「Google Pixel 9 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」。どちらも今年の9月に発売されたばかりの最新機種です。(iPhoneは筆者の私物) まずは、起動スピードと操作感のスムーズさを比較しました。 起動時間は、「Google Pixel 9 Pro」は約0.5秒と、アイコンをタップした瞬間に起動が完了。一方、「iPhone 16 Pro Max」は約1秒かかり、どちらも高速ながら「Google Pixel 9 Pro」のほうが一歩リードしている印象です。(どちらも再起動後に検証) カメラの細かな設定操作は、両機種とも同等に快適で、差を感じませんでした。 次に、実際に撮影を行い、違いを比較しました。 最も大きな違いは、標準カメラの画角です。ズームなしの状態では、「Google Pixel 9 Pro」のほうが明らかに広角で、より広い範囲を撮影できました。 アプリの設定や操作に関しては、iOS版とAndroid版でほぼ同じ仕様となっており、どちらも直感的に操作できます。また、4K 60FPSにて約20分間の撮影を行ったところ、バッテリー消耗は「Google Pixel 9 Pro」が7%、「iPhone 16 Pro Max」が4%減少という結果でした。 動画の画質はどちらも非常に優秀で、甲乙つけがたい仕上がり。 ただし、前回の写真比較と同様に「Google Pixel 9 Pro」はやや青みがかったトーン、「iPhone 16 Pro Max」は少し赤みがかったトーンが特徴的です。 また、撮影後に両機種の温度を手に取って比べたところ、「Google Pixel 9 Pro」はかなり熱くなっていた一方で、「iPhone 16 Pro Max」はほとんど温度が上がっていませんでした。どちらも熱を持つと思っていたので、これはちょっと意外な結果でした。