日産が燃費・排ガス検査で不正(全文2)原因の徹底究明と再発防止で責任取る
経営陣の責任の取り方について
読売新聞:読売新聞の【イシバシ 00:33:37】です。2点質問させていただきます。まず経営陣の責任の取り方に関してなんですけれども、SUBARUさんで完成検査問題、それから排出ガスの問題、同様の問題があったSUBARU、もしもし。同様の問題があったSUBARUさんで、社長が交代して、CEOも辞められたという中で、西川社長、それから物づくりで責任を持っている山内さん、もしくはゴーンさんの責任の取り方なんですが、この前の完成検査問題では報酬の一部返上等を行うということでしたけれども、実際それを行ったかを含めて、どのように責任を取っていくのかというのをまず1点教えてください。 山内:前回の完成検査問題、完成検査の問題のときにもご説明をしたかと思いますけれども、この問題も、今回、データ、後ほど説明があるかと思いますけれども、実際に機械のログデータとして残っているものが車によって、工場によって違ったりしています。つまり今確認をされている、今われわれがデータで確認をされる限り、それが1年前であったり3年前であったり車によって違うんですが、長い、それなりの期間、こういった行為が行われていたというふうに認識をせざるを得ない状況にあります。 その上で、西川含め、われわれ経営陣がまず成すべきこととして、なぜこういうことが起きているのかということについて的確に把握をして、原因を徹底的に究明して、これが、こういったことが二度と起こらない仕組みを作り上げるということが、今、経営に当たっている私どもの責任であるというふうに考えております。これは昨年ご説明をしたときと変わらず、われわれとしては、私も含めて、今回、自主点検の中で見つかった事例ではございますけれども、こういったことがいまだに続いていた、また発覚をしたということについてさらに原因の深掘りをして、こういうことが絶対に起きない仕組み、プロセスを作り上げることは、第一義的な責任であるというふうに考えております。 報酬の返上をしたか、しないかというご質問がもう1つあったと思いますけれども、先ほど、前回、西川が申し上げたのは、自主的に一部の役員が報酬の返上をしていると、すると。西川はしてますというふうにお答えしたと記憶をしております。私はほかの役員について、これについて述べる立場ではございませんけれども、私がどうであったかというと、私も報酬を返上しております。以上でございます。 読売新聞:すいません、2点目の前に1点目でちょっとあれなんですが、今回の問題に関しても報酬の返上等を行う考えはあるんですか。 山内:今、原因の究明と、これから再発防止策を立てる中で検討していきたいというふうに考えております。 読売新聞:で、2点目なんですが、今回、西村あさひさんの調査が行われるということですが、これ、終わる時期は今のところいつごろというふうに考えてらっしゃいますでしょうか。 山内:すでに一部のヒアリング等を開始しておりますけれども、最低ひと月ぐらいは掛かるのではないのかなというふうに考えております。 司会:次の質問です。じゃあ一番前の方。 【連載】日産が燃費・排ガス検査で不正 全文3へ続く