「昨季は実力を発揮できなかった」元ド軍内野手がロイヤルズとマイナー契約!「右翼手や三塁手の補佐役として期待」「春季キャンプに招待される見込み」
カンザスシティ・ロイヤルズは1月5日(日本時間6日)、29歳の内野手キャバン・ビジオとマイナー契約を結んだことを発表した。 【画像】花巻東、日ハム、エンジェルス時代の大谷翔平の厳選ショット 29歳のビジオは、24年6月にトロント・ブルージェイズからロサンゼルス・ドジャースへトレード移籍したが、8月5日に事実上の戦力外(DFA)に。その後、8月末にサンフランシスコ・ジャイアンツ、9月7日にアトランタ・ブレーブスと球団を渡り歩き、シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となっていた。 米移籍情報サイト『MLB Trade Rumors』は、同選手の契約を伝えた上で「公式発表では言及されていないが、春季トレーニングキャンプに招待される見込みだ」と報じた。 さらに同専門サイトは、ビジオについて「23年シーズンに何度か爆発的な活躍を見せたが、昨季は実力を発揮できなかった」と指摘。続けて、同選手について「どのポジションでも守備面で傑出した選手ではないが、キャリアを通じて一塁、二塁、三塁、そして両隅の外野のポジションを守った。打席ではかなり安定して四球を獲得できているが、パワー不足と強打不足によって出塁できていない」と伝えた。 また同専門サイトは、ビジオのロイヤルズでの起用について「ロースター入りすれば、右翼手のハンター・レンフローや三塁手のマイケル・ガルシアの補佐役として期待されるが、トロント時代の三塁手としてのビジオの守備力は平均をはるかに下回っていた」と報じ、続けて「ビジオの汎用性は、ロイヤルズのロースター入りを勝ち取るのに役立つかもしれないし、あるいは、彼が契約を破棄して新たな球団でチャンスを模索する選択をしない限り、マイナーリーグの補強選手として活躍するかもしれない」と予測している。 なお、ビジオは昨季4球団で78試合に出場し、打率.197、37安打、5本塁打、19打点、2盗塁、長打率.303、OPS.617の成績をマーク。またメジャー通算では524試合に出場、打率.225、351安打、51本塁打、186打点、32盗塁、長打率.379、OPS.720の記録を残している。 構成●THE DIGEST編集部