【40代・50代が知っておきたい美容の疑問】顔のたるみの隠れた重大原因「顔面の骨やせ」とは?
【慶田先生の銀座ケイスキンクリニックでの目の下ウルセラ照射治療+ヒアルロン酸注入の参考事例】 ウルセラで目周りのたるみと脂肪突出を引き締め、目の下から頬の骨と脂肪が萎縮した部分に靱帯補強のテクニックでヒアルロン酸を注入し、リフトアップとクマの改善が得られた事例。部分的な治療でも自然な若返りの印象になるともいえる。
顔面の骨やせは、生活習慣に気をつけて未然に防ぐことが大切
では、顔面の骨やせによるたるみを防ぐために、自分でできることとは? 「顔の筋肉を鍛えるようなエクササイズをしたところで、土台である骨も脂肪も減っているので顔が引き上がるまでの効果は期待できません。ただ、口角を引き上げるように意識したり、おしゃべりをしたり、歌ったりして表情筋をよく動かすようにするのは、たるみを防ぐためにはよいと思います。 何より大切なのは、骨に必要な栄養をとって骨やせを未然に防ぐことです。特に骨をつくるのに必要なタンパク質、カルシウムや、カルシウムの合成を助けるビタミンDは意識して補いましょう。 カルシウムは、小魚や乳製品、大豆製品のほか、小松菜や青梗菜などの野菜に多く含まれ、ビタミンDは、きくらげや干ししいたけ、イワシ、サンマなどに多く含まれます。 ビタミンDの合成には日光浴も必要ですが、紫外線は光老化を招き、逆にたるみの原因に。ビタミンD合成のためには、夏なら手のひらに 10 分ほど紫外線を浴びればいいといわれているので、ほかの部分は日焼け止めでガードをするなど注意し、過度に浴びないようにしましょう。ビタミンDはサプリメントで補うのもおすすめです。 また、骨は重力刺激によって育つので、運動も欠かせません。ウォーキングなど適度な運動も取り入れましょう。それから、痩せすぎると骨も痩せますし、逆に太っていても重みで皮膚がたるみやすくなるので、適正体重を保つことも大切です。 また、閉経後にエストロゲンの分泌が激減することが骨粗しょう症の大きな原因なので、婦人科でHRT(ホルモン補充療法)を受けてエストロゲンを補充することも選択肢のひとつです」