【スプリンターズS展望】スプリント界の新星サトノレーヴが初のG1奪取に挑む
秋のG1シリーズ開幕戦。3連勝中の新星サトノレーヴのスプリント界制圧なるかに注目が集まる。トモの左右のバランスの悪さから長期休養を余儀なくされたが、復帰以降は函館スプリントS、キーンランドCを制すなど、能力の底を見せていない。堀師は「19日の追い切りは速いラップを刻んで、無理することなくスムーズに、余力でこなしていました。息も良かったです」と状態についてコメント。短期免許の申請が通れば、レーンが引き続き騎乗できる。半兄ハクサンムーンの果たせなかったG1の頂に上り詰めるか。 前年覇者ママコチャも調子を上げてきた。昨年V後は連敗を喫したものの、前哨戦のセントウルS2着で復調のきっかけをつかんだ。川田との再コンビで、G1昇格後では史上4頭目となる連覇を狙う。 ナムラクレアも有力な一頭。主戦の浜中が騎乗停止となったが、新コンビを組む横山武は「実際に乗ってみて想像以上にパワフルでした」と1週前追いに騎乗して好感触を得ている。近2年は⑤③着。三度目の正直なるか。 香港遠征は振るわなかったマッドクールも、国内なら安定感抜群。昨年2着の実績もあり、高松宮記念に続くスプリントG1春秋連覇のチャンスは十分だ。トウシンマカオはセントウルSで重賞4勝目をマークし、悲願のG1制覇に向けて機運が高まっている。 高松宮記念3着のビクターザウィナー、チェアマンズスプリントプラズ3着のムゲンといった香港勢も不気味な存在。キーンランドC3着のオオバンブルマイ、ウインマーベル、ウイングレイテストなども上位圏内だ。