藤田菜七子さん引退後SNS初投稿、今後は未定も「許されるならば今後の競馬界の益々の発展に」
騎手免許の取り消し申請がJRAに受理され、10月11日に騎手を引退した藤田菜七子さん(27)が12日、インスタグラムを更新。騎手引退後初投稿で、現在の思いをつづった。 【画像】藤田菜七子さん引退後SNS初投稿 8月27日以来の投稿で、自ら引退を報告した。「この度は私の行動によりファンの皆様、ならびに多くの競馬関係者の方々に多大なるご迷惑をお掛け致しました事を心よりお詫び申し上げます。また、私の言葉で皆様へのご報告が遅くなり、申し訳ございませんでした」と謝罪した上で「私事ですが、先月10月11日をもちまして騎手を引退致しました」と報告した。 今後の見通しについても触れた。「今後につきましてはまだ何も決まっておりませんが、許されるならば、今後の競馬界の益々の発展に、私なりに尽力させていただけたらと考えております」と記述。「これまで8年8ヶ月、騎手藤田菜七子を応援して頂き、本当にありがとうございました。藤田菜七子」と締めくくった。 ◆藤田菜七子(ふじた・ななこ)1997年(平9)8月9日、茨城県守谷市生まれ。小学校6年生の時にテレビの競馬中継を観戦し、騎手を志した。13年4月にJRA競馬学校(32期生)へ入学し、16年2月に卒業。師匠はダービージョッキーの根本康広調教師。デビュー当時の趣味は読書と音楽鑑賞で、お気に入りの作家は伊坂幸太郎、好きな歌手はEXILE、ONE DIRECTION、尊敬する人は坂本龍馬、座右の銘は正々堂々。空手は黒帯、剣道は2段。デビュー2年目の17年には年間14勝でJRA女性騎手の年間最多勝記録を20年ぶりに更新。日刊スポーツ新聞社制定の中央競馬騎手年間ホープ賞に輝く。19年6月にスウェーデンで行われた女性ジョッキーズワールドカップで総合優勝。同年に英国の騎手招待競走「シャーガーC」に選出され、今年は2度目の出場となった。デビューからJRA通算166勝(うち重賞1勝)。