絶好調の日本株市場、億り人が考える今こそ買うべき銘柄
専業投資家インフルエンサー、DAIBOUCHOUさんは株高の現在、どのような銘柄を選好しているのでしょうか?
2006年に資産10億円を達成した専業投資家インフルエンサーのDAIBOUCHOUさん。バリュー株・連続増配株・成長株をはじめ、さまざまなジャンルの有望銘柄や、それを発見するための情報収集術、過去の売買エピソードなどを語り尽くします。今回は、日経平均株価があわや過去最高値を更新しかけるなど絶好調な日本株市場の中で、どのような銘柄を選ぶべきなのか。DAIBOUCHOUさんは、いま話題の「あのセクター」に注目しているようです。2月16日、日経平均株価は怒涛の上昇ぶりを見せ、高値は3万8865円となりました。1989年12月29日につけた3万8915円までわずか50円と史上最高値を更新するかと思った瞬間でした。 何と言っても34年ぶりの高値です。昨年来、株価の上昇とともに、「三十数年ぶりの高値」といったニュースが幾度となく報じられましたが、最高値更新となると、だいぶ意味が違ってきますね。平成という「失われた30年」から、いよいよ日本経済が脱却できるのではないか、という期待感が高まってきます。 直近では、中国から日本に投資資金がシフトしているという話を耳にします。また、米中新冷戦はグローバルサプライチェーンの見直しにつながり、半導体分野では台湾のTSMCが熊本に2工場を建設したり、韓国のサムスン電子が半導体研究開発拠点を日本に設けたりする動きも出ています。 グローバルで見ても、日本株には相対的に割安感がありますし、金融環境に目を向ければ、まだ当面、低金利が続きそうです。 日本企業自体も変わってきました。かつてに比べ、配当や自己株買いをはじめとした株主還元策に、積極的に取り組む姿勢を見せていますし、ガバナンス改革にも本気で取り組んでいます。これらの材料から考えても、日本株にはしばらく追い風が吹くのではないでしょうか。 今回は、絶好調な日本株市場の中で、私がどのようなセクターに注目しているのか。具体的な銘柄も含めてお話ししたいと思います。
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DAIBOUCHOU