セミファイナルも1号艇を獲得し、満面の笑みを浮かべる平高奈菜

＜12日・からつボート・初日＞ 【狙い目】 　「やるべきことをやるだけです。そこを見てもらえたら」。平高奈菜は通算1000勝を飾った思い出深い水面（2022年5月）で、今大会もファンを魅了する走りを披露する。 　初戦のトーナメントは、枠番抽選で手にした1枠から臨んだ。インから他を寄せ付けずきっちり勝利を収め、順当にセミファイナルへと駒を進めた。「全体的に普通だけど、ターン回りは少し押す感じがあってレースがしやすいですね」と評価し、「いいエンジンですね。あとは風に気をつけたい」と操る42号機の手応えはバッチリ。 　「事故が続いたし、流れが悪かったんでしょうね」。近年はFなどの事故でリズムを崩し、2期連続でA2に甘んじている。だが、今期（5月～）勝率は6.69で復調ムード。A1返り咲きはもう目の前だ。「神様がまた記念に出て頑張れって言ってくれるなら、そうなるだけ。流れに逆らわず、いつも通り全力で頑張ります」。その姿勢に運が味方してくれた。初戦に続きセミファイナルも1枠をゲット。約2年半ぶりのVを見据えて、まずはファイナル切符をつかみ取る。 　▼10R　インの平高がSをきっちり決めてファイナルへ駒を進める。舟足が上向いた日高逸子の3着を狙う。1―24―5。