点数アプリでシェア、元生徒と県和解へ…損害賠償金3万5000円支払い
教諭が補習テストの点数を同級生に共有したのはプライバシー侵害に当たるとして、滋賀県立高の元男子生徒が県を相手取り慰謝料50万円を求めた訴訟で、県は21日、損害賠償金3万5000円を支払って和解すると発表した。28日開会の県議会に関連議案を提出する。 元生徒は今年1月に英語の補習テストを受け、教諭は元生徒を含む5人の氏名と点数を授業で使うアプリで5人に共有。4月に元生徒側が提訴していた。和解について、県教育委員会は「職員に研修するなどし、情報が不当に開示されないよう再発防止に努める」としている。 県はこの日、損害賠償金や伊吹山の土砂崩れを受けて整備する治山ダムの建設費2億730万円などを盛り込んだ今年度一般会計補正予算案を発表した。