「最も重要な違いは…」元中国代表FWがサッカー日本代表と自国の育成を比較【W杯アジア最終予選】
サッカー日本代表は19日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)で中国代表と対戦した。日本はこの試合に3-1で勝利し、グループリーグ突破に王手をかけた。この一戦のあと、元中国代表FW楊旭(ヤン・スー)が日本と中国の育成年代の違いについてコメントし、中国メディア『直播吧』がそれを伝えた。 【最新順位表】2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選 2023年に現役を退いたヤン・スーは、上海申花や山東泰山などでプレーし、AFCアジアカップ2015や東アジアカップ2015ではナショナルチームの一員として活躍した。育成年代の頃は2004年9月に日本で行われたU-17アジアユース選手権に出場し、6試合で3ゴールを記録した。 同氏は日本と中国の育成年代における相違点について「インテンシティの高さ」や「ドリブルのきめ細かさ」などに触れつつ以下のように説明する。 「最も重要な違いは能動的に考える力、一般的には“ゲームを読む力”とも呼ばれるが、それが中国の子供たちには非常に乏しく、日本の子供たちの非常に優れた点である。彼らはコーチの命令よりも自分の判断によって、フィールドでスキルを発揮する。日本の指導者が行っているのは、考える余白を与えることだ。一方中国のコーチは、『こういうプレーをしなさい 』と言うことが多い」 今日のサッカーにおいては個人戦術や個々のインテリジェンスを求められるが、ヤン・スーが自国に足りていないと感じるのは、そういった部分のようだ。
フットボールチャンネル